page 1 2 3 4 5 6 7


1 2006 東日本チャレンジカップ 第7戦  〜 パドックにて 〜



2006年 東日本チャレンジカップ第7戦。
今年2回目の富士スピードウェイでの開催である。
この観戦記を作成している10月8日は、F1グランプリの決勝が鈴鹿で行われる日であるが、
来年からF1日本グランプリは、この富士スピードウェイで開かれることになっている。
HONDAのサーキットである鈴鹿から、TOYOTAのサーキットである富士SWへの変更であり、
ライバルメーカーの意地の張り合いも感じられる。
実は、1976年、77年に富士SWでF1が開催されたことがあるのだそうだ。
もっとも、当時は、今のコースレイアウトではないし、TOYOTAの子会社でもない。
今年のF1では、ホンダのマシンに乗るJ. バトンが8月のハンガリーGPで今季初優勝し、
ALLホンダのマシンとしては39年ぶりの優勝を飾ったことは記憶に新しい。
ルノー対フェラーリの一騎打ちとなっている今年のF1であるが、富士SWでの開催となる来年はTOYOTAの初優勝が期待できるだろうか。
HONDAにせよ、TOYOTAにせよ、JAPAN POWERを見せてもらいたいものだ。

A



おはようございます


そんな富士SWであるが、東名高速沿線(?)の管理人T-FLATやまりぞーさんにとって、比較的近場のサーキットといえる。
今回はまりぞーさんが車を出してくれた。
2004年の初観戦以来、自分の車以外でレースに行ったのは初めてである(除くSUGO)。
まりぞーさんとの待ち合わせに若干手間取ったものの、6時前には川崎I.C.から東名高速に乗り、ほぼ予定通りの時刻に富士SWに到着した。
ところが、ゲートがまだ開いていない。
予想外のところで足止めを食ったおかげで、パドックの駐車場に車を停めて車検場に向かったときは、すでに車検が終わって出てきたところだった。









今日のレースも、前節に引き続き2006年モデルのYZF-R6を使用するようだ。
詳しいことはさっぱり分からないが、パワーがすごいらしい。
2005年〜2006年にかけて、富士SWでのエリア選手権は4回開かれているが、昨年9月の富士SWでのレース以来、3回続けて2位となっている。
それも、トップとの差はどれも1秒もない。1メートルに満たない差のときもあった。
「あと、ちょっとのパワーがあれば・・・」
そんな悔しさは、06モデルなら味わうことはないはずだ。

若ちゃんにインタビュー。調子はどおですか?
「調子はかなり良いですよ。昨日のフリー走行でもコンスタントに48秒フラットで走れました。」
「富士では、あとタイヤ1個転がれば・・・というのが何回かあったけど、同じ状況で最終コーナーを立ち上がったとしても、06Modelのパワーなら負けないと思います」
と、力強いコメントだった。今日こそは表彰台の真ん中?
「ただ、中島君も同じぐらいのタイムで走っていたので油断できないですけど (^^ゞ」
あはは・・・
しかし、ここで重大な予言が(実話)。
「予選のような一発勝負では彼のほうが早いかもしれないけど、決勝は勝つ自信があります!」
今日の若ちゃん、やはり何かが違うぞ。



富士SWのガレージの使用料は、他のサーキット比べて高い。
そのため、いくつかのチームと共同で使うことが多い。
ライバルのTRICK☆STARのチームは別のピットを借りているが、こちらのピットにも強敵が一つ屋根の下にいるのだ。
まずは、ゼッケン38番の清水選手(アンビシャスレーシングチーム)。
2004年の東日本チャレンジカップ選手権 ST600クラスで
シリーズチャンピオンである。
昨年から参戦している全日本選手権では、なかなか上位に食い込むことはできないが、もちろん侮れない。
7月のSUGOでは、中島選手と最後の最後まで3位争いの激しいバトルを展開していたのは、記憶に新しいところである。
(↑覚えていないでしょー? 詳しくはこちら




2005年全日本選手権第3戦(in筑波) パンフレットより



#38の清水選手と#64の古畑選手が同じピットにいる

ちなみに、2004年の筑波のシリーズチャンピオンは、言うまでもなく若ちゃんだけど、さすがにこれは知っていますね?
あとは、ゼッケン64番の古畑選手も同じピットになっている。
古畑選手は、なぜか富士SWだけの参戦のようだけど、やっぱり地元の方なのでしょうか。
地の利を生かして、いつも上位に食い込んでくるから油断でいない相手である。
そういった強豪たちと呉越同舟のピットである。





みっ、見ました?



早くに車検が終わったと思っていたのだが、そんなに時間の余裕はない。
予選開始時刻は結構早いのだ。
腹が減っては戦ができないので、まずはおにぎりを食べて腹ごしらえ。
「あっ!」
という悲鳴(のようなもの)が聞こえたので振り返ると、若ちゃんなぜか苦笑い。
どうしたの?
隣にいたYuki-chanの視線の先を追うと・・・

これが探し求めていた「炎のクリスタル」



オレンジ色に輝く美しい球体がひとつ、コンクリートの地面の上に、
まるで1,000年も前からそこにあったように鎮座ましましていた。
これこそ、探し求めていた炎のクリスタルだ。
これからも他のクリスタルを探して、モンスターとの戦いの旅を続けながら、
経験値を積んでいくのだ。
そして勇者となり、最終ボスを倒すのだ。
メガフレア〜!(だったっけ?)
ああ、FFVやりたいなあ。
それはともかく、地面に落ちたイクラちゃんは、ちゃんと拾って掃除を
しておきました。






ST600はFISCOと混走



え?聞こえないよ

現在の時刻は8:45AM。
ST600クラスの予選開始時刻が近づいてきた。
レーシングスーツに着替えた若ちゃんは、ヘルメットリムーバーをかぶり、準備万端に整っている。
今回、エリア選手権のST600へのエントリーは11台。
富士SWではいつも参加台数が少なめである。
そのため、今回もFISCO(富士SWのローカル選手権)との混走ということになっている。
FISCOの方は20台のエントリーであり、合計31台で予選が行われる。
レース開始直前は、応援する方も非常に緊張感が高まってくる。
若ちゃんはというと、他のライダーと話をしながら情報交換か、心理戦を展開するのか。
いや、単におしゃべりしているだけか。

左の写真はゼッケン21番の岡田 州生選手。
たしか、筑波選手権にも出られていたと思う。
「SYUSEI」と書いてあるが、名前は「しゅうせい」でいいのだろうか。
青雷さんも「TETSUGO」と背中に書いてあるから、
てっきり名前は「てつご」というのだと
思っていたのに違ったし。
まったくもって油断ならないのだ。




ちょっと余裕のある笑顔



予選のレース撮影にあたっては、T-FLATはダンロップコーナー(シケイン)に向かうことにした。
ダンロップコーナーまでは歩くとそこそこ時間がかかるので、本当はもう少し早く現地に向かいたかったのだが、ツッチーさんが実はまだ来ていない。
そんなわけで、ギリギリまでピットの風景を撮影してから、急ぎ足で現場に向かった。
しかし、どうやらちょうど行き違いぐらいでツッチーさんが到着したようだった。。


(写真:T-FLAT)
タイヤウォーマーを持って移動するTakaさん

(写真:Tsuchy-san)





(写真:Tsuchy-san)

(写真:Tsuchy-san)



(写真:Tsuchy-san)




(写真:Tsuchy-san)

刻一刻と予選開始時刻が近づいてきた。
高まる緊張感。
31台のエントリーで、実際の出走は29台(エリア:10台、FISCO:19台)
この頃、まりぞーさんとT-FLATは撮影スポット目指して急ぎ足で向かっていた。
いよいよ、29台の熱いバトルが始まる。


(写真:Tsuchy-san)




To be continued

page 1 2 3 4 5 6 7





Copyright © 2006 H.Kawada All Rights Reserved