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6 2006 東日本チャレンジカップ 第7戦  〜 決勝-2 〜



5th LAP

むむむっ、2位に後退



#19中島選手 - #74若ちゃん - #64古畑選手の順位となった

5周目で、ついに逆転を許してしまった。
最後尾グリッド、つまり29番手からのスタートの中島選手。
今日の予選におけるタイム差を考えれば、2〜3位に上がってきているだろうとは思っていたが、5周目でトップとは想定外。
しかし、決勝は、1周だけのタイムアタックではない。
最後の最後に、コントロールラインをトップで通過すればいいのだ。
それまでは先を走らせてもいい。
それが今日の若ちゃんの作戦である。
ガレージで、この作戦を語ってくれた若ちゃんは自信たっぷりだった。
その当初の作戦に戻っただけだ。心配することはない。
無理な走りで、タイヤを消耗している可能性もある。
ついつい不安な気持ちになりかけるが、最高の結果を出してくれることを祈りながら、走り去る姿を見送った。



まずは、しっかりとついていく






「若ちゃん、しっかりー!」
応援の叫び声をあげていたまりぞーさんの声が、悲鳴に変わった。
それまで3位を走っていた古畑選手が、目の前で転倒したのだ。
「あ゙ーっ、危ないっ!」
バイクから弾き飛ばされた古畑選手に、倒れたバイクが向かってきた。
かろうじて片手でバイクを押さえたものの、転倒のダメージは大きく、再びコースに戻ることはできなさそうだ。

この結果、5周目を終わったところで3位以下の順位が変わり・・・
あれっ?
74番がトップだ!


(写真:Tsuchy-san)




6th LAP

ヘアピン・コーナー

(写真:Tsuchy-san)

最初の数周をコカ・コーラ・コーナーに陣取っていたツッチーさんは、この間にヘアピンコーナーに移動してきていた。
ヤマハのTDM850で移動するから機動力は抜群。
広いレイアウトのサーキットであるし、アップダウンもそこそこある。
自転車ではかなりきついということは、昨年の富士SWでのレースでT-FLATが実証済み。
バイクがあるととっても便利だ。
それでも2周ほどはロスしてしまったが、決勝の残りはここに腰をすえて撮影だ。


(写真:Tsuchy-san)


逆転して再びトップ






向こう側のコースに見える青と赤のマシンが3位-4位争い




5周目でいったん抜かれたが、5周目のうちに抜き返し、6周目もトップを守っている。
今日の作戦では、途中で抜かれてもついていき、最後のワンチャンスでかわすというものだったはずが・・・
若ちゃんらしい、静かなる負けず嫌いの性格によるものか、それとも前半戦の無理による中島選手のタイヤの消耗具合を、冷静に見切っていたのか。
すかさず抜き返してトップを奪ったのだ。
しかしその後も、激しい戦いとなっている。
ネッツ・コーナーでTail to Noseの接近戦になったと思うと、コーナーの立ち上がりでまた突き放す。
一瞬の隙も許されない、緊張のバトルが繰り広げられている。
それにしても、この二人が突出して早いのだ。
先ほどの古畑選手の転倒により、3位争いは#56のGUN BOYこと中本選手と、#38の2004年エリアチャンピオン清水選手の戦いとなっているが、6周目で既に相当の差が開いている。

古畑選手のマシンのそばを通過




現在のところ、3位は#56中本 郡選手、4位は#38清水 直樹
選手、5位は#7小山 勝則選手のオーダーとなっている。





7th LAP

イエロー・フラッグ




(写真:Tsuchy-san)


ツッチーさんのいるヘアピンコーナーを通過したときは、若ちゃんがトップだった。
しかし、ダンロップコーナーか13コーナーで仕掛けられたのだろうか。
ネッツコーナーに現れたときは、中島選手がトップに立っていた。
コーナーごとに順位が変わっているようだ。
なんと熾烈なトップ争いだろう。
このネッツコーナーで、今度は若ちゃんが仕掛けるか・・・
いや、ここはイエロー・フラッグが振られている。
先ほど転倒した#64古畑選手のマシンが、まだコース脇に残ったままなのだ。
もどかしいが、ルールはルールだ。
2台のマシンが通り過ぎてから、オフィシャルによってマシンの撤去が始まった。


ところで、今T-FLATがいる場所は、振り返るとフェンスの向こうにメインストレートが見える場所
今大会、唯一のメインストレートの写真なので、フェンスがかなりかぶっているけれど掲載しちゃいます。






8th LAP

1周ごとに順位が変わっている




抜かれたら抜き返すのみ!
これまでも、何度も接戦を繰り広げてきた若ちゃんではある。
しかし、今日のレースは、今まで以上に激しい戦いとなっている。
レベルの高いエリア選手権だから、簡単に勝てるわけでないことは頭では分かっていても、ここまでのレース展開を見せつけられると、応援している僕らはもう、頭の中にドーパミンがいっぱいだ。



もう、もう・・・、とにかくガンバレー







混戦の7位争い





(写真:Tsuchy-san)

3位争いも、Tail to Noseのバトルが続いている。
ベテランの#38清水選手をルーキーの#56中本選手がわずかに抑えているのだ。
トップの2台との差は20秒近く開いているものの、勝った方が表彰台となる大切な戦いである。
5位は前後の差が開いて一人旅となっている#7小山選手。
6位はFISCOでのトップとなる#10赤羽選手。
そして7位争いが、FISCOの4選手で混沌としている。
序盤から、この4選手にエリアの#12山下選手を加えた5台のマシンで、熾烈な争いが繰り広げられている。

#7小山選手



#10赤羽選手

(写真:T-FLAT)


忘れてませんよ、#36ゼブラ斉藤選手





9th LAP

またしても・・・



本当にめまぐるしく順位が変わっている。
何度目のトップ交代だろう。また#19中島選手を先頭にネッツ・コーナーに現れた。
僕らのいるネッツ・コーナーでは、5周目から9周目まで、1周ごとにトップが入れ替わっている。
ツッチーさんのいるヘアピンコーナーで既にこの順位だったので、第1コーナーの飛び込みか、
コカ・コーラコーナーか、コース前半のどこかで抜かれたのだろう。
悔しいが、次に戻ってくるときに、またトップに立っていることを祈るしかない。


(写真:Tsuchy-san)

(写真:Tsuchy-san)


次のラップは先頭で戻ってきてくれることを祈る



3位争い
激戦の7位争い




決勝レースも残りわずか3周を残すのみ。
息詰まる攻防は、いよいよ最終局面に突入だ。



To be continued

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