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4 2006 東日本チャレンジカップ 第2戦  ~ 予選-3 ~



予選終了

(写真:Yukiopapa-san)


予選終了の放送が流れている。
しかし、肝心の結果が良く聞こえない。
とりあえず、ガレージの方へ向かうとしよう。
T-FLATがいた第1コーナーサイドから、今日の若ちゃんたちのガレージは近い。
自転車に乗って、すぐにガレージへと向かった。
あ!マズイ!
ダンロップコーナーにまりぞーさんを置き忘れたままだ。
慌ててUターンして、迎えに行く。



すると、久しぶりのレース観戦で興奮覚めやらぬ面持ちだった。
「自転車をどうぞ。ガレージはすぐそこだから」
映画を見た直後とか、自分も主人公のような気分になることって、あるでしょう?
間近でレースを見た直後であっただけに、まりぞーさんもそんな感じだったであろう。
レーサーになった気分で颯爽と自転車に・・・
さっそうと?
よたよた、ふらふらと自転車を漕いでいく。
だいじょうぶ? 転ばないでねー。 自転車に傷がつくから。







ガレージに着くと、すでにバイクは戻ってきていて、そこで予選の結果をきいた。
ポールポジション!
昨年から東日本チャレンジカップに参戦して以来、今回初めてのポールポジションとなった。
初優勝への期待が高まる。
しかもコースレコード更新。
タイムは0'59.833と1分を切っている。
予選最後の周回となった14周目でたたき出したタイムだ。
バリバリ伝説さながらの、最終ラップでの大逆転。
こんなすごいタイムを出した秘密。それは、ピットからのサインボードだ。
それまでも好タイムで走り続けていた若ちゃんに、Yuki-chanから有無を言わさぬ
「UP!」のサイン。
そうか。これか。これだったのか。
今日はマシンのセッティングもあっており、若ちゃん自身の調子もいい。
ここで手綱を引き締めることによって、さらに好調をキープさせる目的だったのだろうか。
Takaさん、Yuki-chanには、若ちゃんの走りを見て調子が分かるのだろう。
さすが、これまでずっとレースをささえてきたメンバーだ。
僕らは、ガレージに着いてバイクを見た瞬間、
「馬にニンジン作戦か?」
馬の鼻先にニンジンをぶら下げると、それを食べたくて前へ前へと、どんどんスピードアップしていく。
同様に、バイクの鼻先にお菓子をぶら下げることによって、モチベーションを高める・・・

・・・いつも観戦記作成のためにコネタを用意してくださり、ありがとうございます。 (^^ゞ

予選で結果を残したこともあり、全般的に雰囲気が明るい。
しばらく談笑した後に、そろそろ昼食かな、と思って時計を見るとまだ10時。さすがに早いか。
とりあえず、ドライバーズサロンにいってコーヒーを飲むことにした。


(写真:Yukiopapa-san)

(写真:Yukiopapa-san)

コーヒーを注文して、さっそく予選の写真をチェック。
撮りなれた筑波サーキットである。ちゃんと撮れているかな?と期待しながらカメラ背面の液晶を確認。
・・・むむむ。まあ、ほどほどですな。
いつものように相変わらずボツが多いから、もう少し歩留まりを良くしなきゃいけないな。
筑波のように1周が短く、何回も回ってくる場合はシャッターチャンスも多いが、コースが長いサーキットでは周回数が少なく、その分チャンスも少ない。
失敗写真しか撮れなかった場合の痛手が大きいのだ。
筑波は決勝が20周で行われるが、富士とSUGOは12周、茂木は10周しかない。
貴重な撮影機会を無駄にしないためにも、撮影機材の充実とともに、撮影技術向上のための不断の努力も怠ってはいけないな。
素振りの練習をしておかなければ。撮影機材の見直しも行っておこうっと。
チームニコンの皆さんは、次戦SUGOに向けて、まずは望遠系レンズの充実を図る必要がありますよ。

それではここで、予選の結果について整理しよう。




1位 ゼッケン74番 若松 宏 (SP忠男レーシング&YSP三鷹) New Record 0'59.833 Y-YZF-R6


EOS 20D + EF300mm F4L IS  F5.6 1/640 (-1/3EV) 絞り優先AE



(写真:Yukiopapa-san)

言わずと知れた、我らが若ちゃん。
従来のコースレコード1'00.040を更新して堂々の59秒台。
昨年から東日本チャレンジカップに参戦して以来、今回初めてのポールポジションとなった。
初優勝への期待が高まる。


(写真:T-FLAT)




2位 ゼッケン5番 川原 英実 (TEAM-パーツランドM's) New Record 0'59.961  H-CBR600RR


EOS 20D + EF300mm F4L IS  F5.6 1/800 (-1/3EV) 絞り優先AE



(写真:Yukiopapa-san)

若ちゃんと同じくコースレコードを更新する59秒台で予選2位。
2004年の筑波ロードレース選手権では、若ちゃんに次いでシリーズ第2位の成績だった。
昨年からエリア選手権に参戦し、第3位の成績をあげている。
若ちゃんと同世代の川原選手は、青雷さんと同様に筑波の頃からのライバルなのである。


(写真:T-FLAT)





3位 ゼッケン37番 医王田 章弘 (TRICK★STAR CLUB) 1'00.136  K-ZX-6RR


EOS 20D + EF300mm F4L IS  F9.0 1/200 (-2/3EV) シャッター速度優先AE



(写真:Tsuchy-san)

青雷さんと同じTRICK★STARで22歳の若手。
2004年筑波ロードレース選手権の初戦(2004.3.7)の時は、まだTC600クラスに参加していたのだ。(去年までNKYくんが参加していたクラスね。)
ちなみに、その日のST600クラスでは2位が川原選手、3位津田一磨選手、4位に青雷さん、5位若ちゃん、6位國ちゃんと有名どころが並んでいる。
前日(2006.4.8)に開催された筑波ロードレース選手権では転倒リタイアとなってしまったが、成長著しい若手の有望株だ。
しかし、この苗字。一発で変換することができないのが残念だ。




EOS 20D + EF300mm F4L IS  F16 1/200 (-2/3EV) シャッター速度優先AE




4位 ゼッケン2番 小菅 岳大 (CLUB HARC-PRO.) 1'00.298  H-CBR600RR


EOS 20D + EF300mm F4L IS  F5.6 1/800 (-1/3EV) 絞り優先AE

2004年の筑波ロードレース選手権では年間第7位だが、HARCに移籍した2005年は12位に後退。
しかし、前日に開催された筑波選手権の第1戦では、トップと0.07秒差の第2位となっている。
今シーズン、調子が上向きで侮れない選手である。




5位 ゼッケン22番 福田 隆夫 (チーム べスラ スズキ) 1'00.390  S-GSX-R600


EOS 20D + EF300mm F4L IS  F5.6 1/500 (-1/3EV) 絞り優先AE


ブレーキパッドメーカーのベスラの専属ライダー。
前節のツインリンク茂木では11位であったが、今回は上位進出の可能性が高まっている。
珍しいことに、ピレリのタイヤを履いている。(僕が知らないだけ?)
36歳。がんばれ、同世代!




6位 ゼッケン7番 行方 知基 (レーシングサプライきん斗雲&ビークラフト) 1'00.427  S-GSX-R600


EOS 20D + EF300mm F4L IS  F14 1/200 (-1/3EV) シャッター速度優先AE

2005年の筑波ロードレース選手権では、第3戦で優勝するなど、前半戦でポイントをためてシリーズ第5位。
昨年は全日本のGP-MONOにも参戦していたようだ。「行方」とかいて「なめかた」と読む。え?常識?




7位 ゼッケン19番 中島 大輔 (TRICK☆STAR MAX) 1'00.997 K-ZX-6RR


EOS 20D + EF300mm F4L IS  F5.6 1/500 (-2/3EV) 絞り優先AE



(写真:T-FLAT)

ゼッケン37番の医王田選手と同じくTRICK☆STARの若手である。
昨年は全日本のST600にフル参戦していたが、なかなか予選突破できず苦しんだ。
今年はエリアで出直しを図るといったところだろうか。
ところで、TRICKとSTARの間にある星が、医王田選手は★で中島選手は☆なのだが、何か意味があるのだろうか。
ちなみに、青雷さんはTRICKとSTARの間に星がない。
それよりも、http://www.true-blue.co.jp/trickstar_gal/2005/index.html
KAWASAKIのチームは充実してますなあ・・・


(写真:Tsuchy-san)




8位 ゼッケン18番 高杉 奈緒子 1'01.069  H-CBR600RR


EOS 20D + EF100-400mm F4.5-5.6L IS  F5.6 1/400  絞り優先AE


女性である、と言うだけで応援しているわけではありません。
ハンデを乗り越えていく姿勢に感動し、今後もがんばってもらいたいと言うことで応援しているだけです。
ええ、説得力ありませんとも。
予選の10周目で転倒してしまったが、8位の成績は立派なものだ。
予選で写真を撮れなかったので、ここだけ決勝の写真です。
ちなみに、選手紹介のタイトルバーに使ったこのカラーリング

気がついた人もいるかも知れませんが、どこかの会社が使ってます。
ハートフルレッドとインテリジェントグレーっていうらしいんです。
あ。でも、赤とグレーは左右逆か?



番外編 ゼッケン67番 青木 淳 (チームライディングスポーツ) 1'03.902  H-CBR600RR

バイク雑誌「ライディングスポーツ」の編集長。
予選は19位と最下位に終わったが、46歳、まだまだ
現役です。



他の選手のときの方が上手に撮れている気がするんだよね・・・

まあ、これも練習ということで。


To be continued

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