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1 2006 東日本チャレンジカップ 第1戦  〜 予選1 〜


昨年の東日本チャレンジカップの開幕戦が茂木だった。
そして、2005年の若ちゃんの最終レースも、茂木での全日本選手権だった。
筑波出身(?)の我々だが、茂木との縁も深くなっている。
今日行われる2006年のチャレンジカップ開幕戦は、撮影隊にとって昨年10月30日の全日本選手権以来のレースである。
若ちゃんやチームの皆さんは、この日に向けて、着実に準備を行ってきているはずだが、撮影隊は本当に久しぶりのレース撮影であり、すっかり要領を得なくなってしまっていた。(←僕だけ?)
カメラ自体も最近触っておらず、バッテリーが充電不足であることにも気がついていなかった。
オマケに寝坊して、高速道路は渋滞し、茂木についたのは予選開始前ギリギリであった。




第5コーナー




パドックそばの駐車場は、入る前に必ず制止されるが、昨年は口八丁で突破していた。
今日はちょっと気が引けたのと、下手にもめて突破できなかったときの時間のロスを考えると、素直に外の駐車場に停めた方がいいと判断。
第4駐車場に停めて、電動アシスト付き自転車をレンタルしに受付に寄った。
そこには、一足先についていた幸男パパさんが来ており、既に手続き中であった。
予選開始まで時間がないので、幸男パパさんは足早に撮影スポットを目指して自転車を漕いでいった。
遅ればせながら管理人も自転車を申込み、颯爽とパドックに向かう・・・
下り坂は結構なスピードが出る。
おおー、怖ぇ〜。しかし、時間がない。
遠くで予選開始を告げる放送が聞こえてきた。
「急がなきゃ」
第4コーナーから第5コーナーに向かう直線の脇に、パドックへ向かう道路が通っている。
そこを自転車で走っているのだが、だんだんと爆音が近づいてきた。
予選真っ最中のバイクの集団だ。
何周目か分からないので、とりあえず自転車をとめてカメラを構える。
しかし高いフェンスに遮られており撮影しにくい。
さらには、半年振りのレース撮影であり、目が(カメラが)ついていけない。
数枚写真を撮ったが、あきらめてパドックに向かうこととした。

後姿ばっかりになってしまった・・・






(写真:Tsuchy-san)



(写真:Tsuchy-san)

先着しているツッチーさんと幸男パパさんがきっちりと仕事をしてくれているはずだ。
ここは任せてしまおう。
と思ったら気が楽になった。
しかも、ちゃんと押さえてくれていますねえ。

時間は遡って、予選開始前のパドック。
この時間にツッチーリーダーはパドックに到着していた。
久々のレースであり、予選開始直前はピリピリする時間だ。
しかし、若ちゃんやTakaさん、Yuki-chanさんは、いつものように気さくに話をしてくれる。
緊張だけではカラダが固くなってしまう。
適度なリラックスも必要なのだろう。
もっとも、こういった気さくさは、個人の性格によるところも多分にあるのだろうが。
レース観戦&応援に来るようになって、他のライダーの皆さんともお話する機会に恵まれるようになったが、みんな感じのイイ人だよね。
だから、こうやって何度もサーキットに足を運びたくなるのだ。


(写真:Tsuchy-san)




(写真:Tsuchy-san)


走行前チェックはすでに終わっているため、各チームのマシンがピットレーンに整列を始めた。
予選開始30秒前。
レースが始まる直前の緊張。
むしろ撮影隊の方が落ち着かなくなる。
久しぶりのレースでの緊張感。
しかし、管理人は遅刻しており、この時刻はまだレンタル自転車の申込をしている頃だ。


(写真:Tsuchy-san)


Good Luck!

(写真:Tsuchy-san)



(写真:Tsuchy-san)


(写真:Tsuchy-san)

(写真:Tsuchy-san)

そして、予選開始のGo!サイン
文字通り、2006年のレースがここからスタートしたのだった。
そして、何周か経過した頃に、管理人が第5コーナーのそばで、予選中の姿を目撃するに至ったのである。







(写真:Yukiopapa-san)



(写真:Yukiopapa-san)


さて、幸男パパさんは、サーキットの外周を通り、ヘアピンカーブに陣取っていた。
昨年10月に行われた全日本選手権の2回目の予選で撮影した場所である。
コースまでの距離も比較的近く、減速する場所でもあるので、絶好の撮影ポイントである。
ただ、減速するとは言っても、速いことに変りはない。
ググッとバイクを傾けてカーブを回り、素早く立ち上がってバックストレートを駆け下りていく。
あっという間の出来事なのだ。
幸男パパさんはニューマシンであるEOS 5Dでの初レース撮影。
フルサイズCMOSの撮像素子であり、銀塩感覚の画角で写せるのは、管理人にとって魅力的。
ただ、お値段が・・・ねえ。
簡単に買い換えられる金額ではないです。
大手町一眼レフ友の会に加入されてからの幸男パパさんの撮影にかける意気込み、設備投資には目を見張るものがある。
もちろん、機材だけグレードアップすればいい写真が撮れるというものではなく、技術や慣れも必要である。
しかし、いい写真を撮るためには、被写体にあった撮影機材の選択も必要である。
いい機材を持つことによる撮影モチベーションの向上も重要だ。
ボディにしろレンズにしろ、レース撮影に適した機材が必要なのだ。
「レース関係の設備投資に躊躇をしない!」
これがチーム キヤノンの掟なのさ。


(写真:Yukiopapa-san)

何度も繰り返しますが、チームニコンの現状のマシン状況では、今シーズンを戦い抜くには厳しいものがあります。
さあ、一刻の猶予もありません。
若いときの苦労と
リーグテーブルは撮影機材は、買ってでも手にしろと言うでしょう。
さあ、D200が待っていますよ。
D2Xという選択もありですよ。


(写真:Yukiopapa-san)


(写真:Yukiopapa-san)

レンズも200mmでは短いですよ。
テレコンでごまかしてちゃダメ。
(しかも、持ってくるの忘れてるし)
この際ですから、超望遠レンズ 600mm F4を買っちゃいましょう。




Ai AF-S Nikkor ED300mm F4D U


Ai AF-S Nikkor ED600mm F4D U






     「お金はあるけど重いのはちょっと・・・」
     という貴兄・貴女には、300mm F4という選択肢もあります。ちょっと現実的でしょ?
     T-FLATはCanonのこのスペックのレンズを持っていますが、レース以外にも使えて便利ですよ。
     というか、むしろ現在はレース以外に使っています。
     だって、レース用にはEF100-400mmの設備投資をしているから。えへん。








(写真:Tsuchy-san)

幸男パパさんが、ニューマシン EOS 5Dで快調に撮影を進められているころ、管理人=T-FLATはパドックに向かって移動中。
アップダウンのある道だが、電動アシストがついているのでら〜く楽。
などとのんきなことを言っている場合ではない。急がなくては。
その頃、ツッチーさんはピットクルーの腕章をつけて、メインストレートのコースサイドでカメラを構えていた。
ほぼトップスピードで駆け抜ける場所であるため、その撮影の困難さたるや言語に絶する。
最終コーナーの立ち上がりを写すには、200mmのレンズでは、トリミングするとしても望遠側の不足感が否めない。
一方、真横に来たときは、これを流し撮りするのは至難の業。


しかし、困難な撮影状況であっても、果敢に立ち向かうツッチー隊長であった。
色々な場所で、色々な角度から、若ちゃんの勇姿を撮りたいという気持ちは、撮影隊の皆に共通する所である。
それに、若ちゃんのレースを支えるピットクルーとして、TakaさんやYuki-chanさんがいることも、好成績を残すための一助になっていることは疑いの無いことであり、その姿もぜひ写真に残したい。
みんなでこのレースを闘っているのだ。


(写真:Tsuchy-san)



ようやくパドック駐車場に到着したT-FLAT。
すかさずパドックの上に登り、ヴィクトリーコーナーから最終コーナーに向かう若ちゃんの姿を撮る。
ここからだと、400mmのレンズでもちょっと足りない。
EOS 20Dだから、35mm銀塩フィルムカメラに比べ、焦点距離は1.6倍換算。
それでも足りない。
もう少し近くに寄れないかなー、と思いながら再び姿をあらわすのを待っている。



Victory Corner



最終コーナーの立ち上がり

Victory Corner 〜 Last Corner




茂木のコースでは1周を2分ちょうどで周回するため、腕時計を見ながら2分経過するのを待っていた。
1分50秒、51、52・・・
トンネルをくぐって先頭集団が現れた。
しかし、すでに減速しており、そのままピットレーンに入っていった。
嗚呼、もう予選が終わってしまったのか?
しかし、まだ走り続けているライダーもいる。
何かマシンに不具合でもあったのだろうか・・・

コースをそれてピットレーンに入ってきた

ピットレーンをゆっくりと流している

(写真:Tsuchy-san)
奥にはゼッケン5番 川原選手のマシンも見える

(写真:Tsuchy-san)



現在のところ、若ちゃんは5番手のタイムを出しており、そう悪い状況にも思えないのだが・・・
どうやらレッドフラッグが振られたらしい。
ヘアピンカーブのところで狙っていた幸男パパさんの写真を見て、後から分かったことである。

川原選手が合図を出している

(写真:Yukiopapa-san)


振り返ってフラッグを確認する

(写真:Yukiopapa-san)







(写真:Yukiopapa-san)


若ちゃんがピットに入ってしまったので、手持ち無沙汰にコースを眺めていた。
すると、SP忠男のマシンが走ってきた。
一瞬、ドキッとするが、当然のことながら若ちゃんではない。
あれ?
國ちゃん?大羽さん?
そのどちらでもないようだ。
誰だろう。

予選が終わってから若ちゃんに聞いたのだけど、名前を忘れてしまいました。
サーキットでお目にかかる機会が今後増えると思いますが、よろしくお願いします。(と、ここで挨拶しても意味ないけど)








(写真:Tsuchy-san)

(写真:Tsuchy-san)

パドックの上から覗き込むと、ピットレーンに若ちゃんの姿が見える。
いったんバイクを降りていたが、再びまたがって走り出そうとするところだった。
特に問題があったわけではなさそうだ。
(←この時点で、T-FLATには、ピットインした理由が分かっていない)
ゼッケン74番のマシンが、爆音を残してコースに戻っていった。
予選の残り時間も少ない。
1/1000秒を縮めるためのタイムアタックが再開される。


(写真:Tsuchy-san)



To be continued

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