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予選の結果は2'02.109のタイムで第8位。決勝は、第2列目からのスタートだ。
予選トップは清水選手で2'01.022。約1秒の差ということになる。
「トップのタイムは2分を切るのではないかと思っていました。1秒台なら十分にトップと絡めます」
若ちゃんの頼もしいコメントだ。
前回の富士SWのことがあったので、僕らとしては無事にタイムを残せて、しかも上位であったことで結構喜んでいたのだが、若ちゃんは落ち着いたものだ。
前日まで、「あまりセッティングが合わなくてタイムが伸び悩んでいた」ため、慣らし運転的にセーブして走ったそうだ。
それでも1秒差で収まったということで、十分にチャンスあり、ということなのだ。
冷静な分析にたって、決勝の展開を予測する。
アタリマエだが、順位だけ見て一喜一憂する撮影隊とは、次元が大きく異なる。(って、単純なのは管理人だけ?)
いずれにしても、決勝ではトップ争いが期待できそうだ。


ただいまの時刻は3:00PM過ぎ。雲が出てきて直射日光が当たらなし、風も少しあるので、朝のフリー走行よりも暑くは感じない。
今日は朝8時から来ているが、かれこれ7時間以上も炎天下にいるのに(半分くらいは喫茶店の中だろう、という突っ込みは別として)、そんなに時間が経った気がしない。
やはり、サーキットという非日常の空間は、時間を忘れて熱中するものを与えてくれる。一度来たらヤミツキになるものなのだ。
もうすぐ決勝。またパドックに戻ろう。






パドックでは、最後の準備を行っていた。
少しずつ緊張感が高まってくる。
レースの開始時刻が迫ってくると、いつも心臓がドキドキしてくる。
もう何度も観戦に来ているのに、こればっかりは慣れるということがない。
若ちゃんは既にレーシングスーツに着替えており、間もなく始まる決勝に備えていた。





(写真:Yukiopapa-san)




「では、行ってきます」さあ、決勝だ。いや、違った。スタート前チェックに向かうのだった。

チェックを終えて、いよいよコースに向かう。





さて、撮影隊も配置につこう。
場所は、基本的には予選と同じ場所。
一応、管理人は撮影しながら場所を変えようかと思い、最初は第5コーナーサイドに向かった。
ここはコースと同じ高さで見ることができるのだが、当然、高いフェンスが邪魔になる。
オートフォーカスではフェンスにピントを合わせようとしてしまうので、マニュアルにして臨むことにした。


Formation Lap ややフェンスのカブリが気になる




(写真:Yukiopapa-san)


ツッチーさんと幸男パパさんは、S字カーブ近くに陣取った。

遠くから選手紹介の声が聞こえてくる。

「8番グリッド。ゼッケン74番。若松 宏選手」

ここには管理人一人しかいないが、力強く拍手を送った。

また一瞬の静寂が訪れたあと、爆音が聞こえてきた。

フォーメーションラップだ。


(写真:Yukiopapa-san)



(写真:Tsuchy-san)



LAP1

さあ、いよいよだな。
ハンドタオルで汗を拭き、カメラのグリップを握り締めた。
全てのマシンがメインスタンド前に揃ったようだ。
「レッドシグナル点灯!」
ここまで響く爆音。
「青に変わった!」
決勝スタートだ。ここに現れるのは何秒後だろう。
心臓バクバク。しかも膝が震えてきた。
落ち着け。もう来るぞ。
先頭のマシンが現れた!
1、2、3・・・台数を数えていると、来たっ!
8番手だろうか。しかし混戦だ。

思いっきりフェンスが写りこんだ




(写真:Yukiopapa-san)




(写真:Tsuchy-san)


そしてS字カーブ。
若ちゃんのすぐ前に、ゼッケン4番、HARCのの加藤選手がいる。
後ろにいた25番、ポールポジションを取った清水選手がインをさしてきた。
1つ順位を落とした。
でも、まずは落ち着いてオープニングラップを走り、2周目以降に勝負だ。



抜かれても、抜き返すのみ!

(写真:Tsuchy-san)






LAP2

トップはゼッケン11番の原田選手。
2位には88番の高校生ライダー津田選手。
そして3位はブルーサンダー井上選手。
シリーズランキングでも上位にいる選手たちだ。
若ちゃんの順位は1つ上がったのか?
64番の選手が見えなくなっている。
8位になっているようだ。
管理人の前をバイクの一群が通り過ぎていった。
さて、戻ってくるのは2分後だ。場所を移動しよう。



順位の確認

(写真:Tsuchy-san)




(写真:Yukiopapa-san)




(写真:Yukiopapa-san)



S字カーブ ココで見る姿が一番カッコイイかな

(写真:Yukiopapa-san)







LAP3

この周回では順位の変動はなかったようだ。まだ8位だ。

前を行くゼッケン4番との差はあまり変わっていないようだが、その前のゼッケン73番丸山みゆき選手との差は詰まってきたか。


(写真:Tsuchy-san)



(写真:Yukiopapa-san)





(写真:Tsuchy-san)

(写真:Yukiopapa-san)

(写真:Yukiopapa-san)


ちなみに、この周回で管理人は移動中。
ちょろちょろ落ち着きなく移動するがために、写真を撮れない周回が多い気がする。
まあ、ツッチーさんと幸男パパさんがいるので、観戦記用の撮影に支障はないのだが、もう少し自分の体力と相談しながら適切な行動半径を考えた方がいいと思った。
次戦の富士SWで痛感した。
少しはアタマ冷やそうっと。






LAP4
130R
S字に向かう直線

(写真:Yukiopapa-san)


場所を移動した管理人は、オーバルコースの下をくぐって、130Rに来た。
先頭集団の選手が通過していった。そして・・・
若ちゃんが、73番の丸山選手をかわして前に出ている。しかも、4番の選手をもパスしたようだ。
ヨシッ!少しずつ順位を上げていこう。


(写真:Yukiopapa-san)

(写真:Yukiopapa-san)
レースは中盤戦。

ココが勝負時だ。


To be continued

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