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第1ヘアピンを攻める若ちゃん。 |
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「決勝ラウンド-2」の最後の写真と同じに見えるかもしれない。 しかし、これらは別の写真である。つまり、ほぼ同じようなフォームで走っているということ。 何と言っても、全ての周を1/100秒単位の誤差で走り続けるのだ。 ばらばらのフォームやコース取りでは、タイムを揃えることができるはずはない。 ・・・頭では分かるけど、誰にでもそれができるというものじゃないからね。スゴイものだと改めて感心。 |
第1コーナーを駆け抜ける若ちゃん |
そういえば、以前は74番のマシンを見つけることすら難しく(見つけた時には通り過ぎていた)、写真を撮るのも大変だった。 今は、時計を見ながら 「1分経ったから、そろそろ来るぞ」 と落ち着いて構えられるようになった。 少しは進歩したかな。 ちなみに、ツッチーさんは若ちゃんのヘルメットも目印にしているそうです。 ふむふむ、なるほど。 確かに特徴的なデザインです。 |
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ヘアピンからの立ち上がり |
トップを維持している |
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独走態勢が続いている。 第1コーナーでは、ツッチーさんが快調に撮影を続けている。 我々別働隊は、いよいよ最後の撮影スポットであるヘアピンコーナー前のスタンドへ移動開始。 第5戦とは違って、走っても暑くはないけど、雨が鬱陶しい。 もう、傘なんか差していられない。 急がなきゃ。 |
ヘアピン前のスタンドは、雨にもかかわらず、思ったよりも多くの観客がいた。 |
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みな、家族や友人が出場しているのだろうか。 彼らが応援している選手は、今、何位なのだろう。 こっちは1位だもんね! そんな、いやらしいことは言いません。みんな一所懸命に応援しているのだ。 でも、ちょっと鼻が高いのは事実。 |
もうあと1、2周だろうか。
このままチェッカーを受けてくれることを祈りつつ、ファインダーで74番を探す。
今回のような暗さでは、シャッタースピードが稼げず この速さには、全くついていけませんでした。 |
バックストレートを駆け抜ける若ちゃんを発見。 秒5コマの連写ができるカメラでも、2、3枚撮る間に、最終コーナーへと消えていく。 速すぎる・・・ コントロールタワーからの放送が聞こえてきた。 「現在トップの若松選手が、ファイナルラップに入りました」 いよいよ、最終の周回だ。 |
安定した走りを見せる若ちゃん |
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周回遅れの選手が、何台か走っていった。 あのゼッケン番号のあとに、若ちゃんが現れるはずだ・・・ そして、完全に一人旅となっている若ちゃんが現れた。 |
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前後に他の選手がいない。 |
ヘアピンコーナーに差し掛かった。 いつもと同じラインを通り、いつもと同じスピードでカーブに入ってくる。 ヘアピンカーブとは言え、相変わらずの速さであり、カメラで追いかけるのは、ここでも大変なのである。 これだけ差がついているのだから、もっとゆっくり走っても大丈夫じゃないのかな? などと素人的には思うのだが、下手にペースを変えるとかえって危ないのか、これでも実はペースを落としているのか・・・ 僕らの眼にはいつもと変わらないスピードにしか見えない74番のマシンが、チェッカー目指して通過していった。 |
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あっという間にヘアピンをクリアしていった |
ヘアピンコーナーを抜けて、ダンロップコーナーへと向かう。 もう、優勝は決まったようなものだ。 ここからでは、チェッカーフラッグを受ける瞬間を見ることができないが、圧勝でコントロールラインを通過していくのだろう。 |
「若松選手がトップでチェッカーを受けました!」 この瞬間、第6戦での優勝と年間のシリーズチャンピオンが決定した。 最後の最後で決めてくるところが、カッコイイね。 |
Winning Run |
さあ、もうすぐメインスタンド前で表彰式が始まる。
いつものように走って行かなきゃ。
6月に、僕らが初めてレース観戦に行ったときは、ポールポジションを取ったものの、残念ながら2位に終わった。 9月。2回目の観戦では、予選のタイムアタックで不運にも転倒。 それでも3位で通過したが、調整が思わしくなく、4位に終わった。 そして、3回目の観戦が、今日のこの試合。 予選もトップ。決勝もトップ。 Pole to Finishだ! 見に行くたびに、常に興奮と感動がある。 毎回、観戦に行きたくなる何かがある。 チームの方々とも親しくなれて、レースがますます身近なものになってきたし、本当に楽しく観戦できました。 この優勝が、自分達のことのように、僕らもみんな嬉しくって・・・ |
表彰台の上では、表彰式が始まっている。 ところが。あれれ? サーキットを走るときの、全てに無駄のない、滑らかな動きとは打って変わって、何かギコチナイぞ!? |
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勝者の証。黄色のTシャツ |
背中の突起が引っかかり着れません (※1) |
今度はシャンパンのコルクがあきません (※2) |
まだ、シャンパンを開けられない。 シャンパン・シャワー競争に関しては、惨敗だね。 あははは・・・ あー、本当に楽しい!嬉しい! やったー、優勝だぁ! |
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栄光の第1位 |
内助の功。Yuki-sanと一緒に |
このマシンをみるのも最後だったかなぁ・・ |
大差はついたけど2位のマシン。 RQと色の組み合わせが似ていて・・・ |
若ちゃん、チームの皆さん。本当にお疲れ様でした。
素人写真なので、レースの本当の凄さを十分に伝え切れていないかもしれませんが、
2004年のレースに、途中から加わったおかしな応援団(兼 撮影隊)がいたことを、
これらの写真で思い出してもらえれば、とってもとっても嬉しいです。
また、いつかどこかで、若ちゃんのガッツポーズを見たいな。 その日に向かって、若ちゃんを支える皆さんも、頑張ってください。 興奮を、感動をありがとうございました! |
・・・と、感動的に終われないのが、この業界の悲しい性でして・・・(どんな業界やねんて)
※1 着れなかったTシャツはどうしたか? |
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ご覧のとおり、RQに手伝ってもらって着ることができました。 チームの皆さんも思わず苦笑・・・ |
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※2 なぜ若ちゃんのシャンパンだけコルクが開かなかったのか? |
顔を隠し、こっそりとシャンパンを運ぶうさ公さん。 このあと、シャンパンを奪われた大会関係者が 手足を縛られた姿で発見された。 こんなことを書いていると、僕も手足を縛られて荒川の底に・・・ |
決勝レースが始まる前、運ばれていくシャンパンを発見したうさ公さん。 このシャンパンを奪って、半分くらい飲んでしまったのだが、発覚を恐れて強くコルクを押し込んでしまったと言う報告が寄せられている。 若ちゃんが手にしていたのは、まさにそのシャンパンだったのだ。 実は、大会関係者からシャンパンを強奪して運んでいる、うさ公さんの姿を撮影したスクープ写真が手元にある。 しかしながら、これ以上の調査は、僕の命に危険が及ぶので、追求しないこととする。 |
おしまい
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更新予告を過ぎながらでしたが、ようやく完結しました。
拙い文章をお読みいただきありがとうございました。
本編は、ここまでで終了ですが、今回も「あとがき」を書こうと思っています。
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