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5 2008 東日本チャレンジカップ 第9戦  〜 決勝-2 〜



4th LAP

Tail to Nose












決勝レースの4周目。
上位3台の顔ぶれは変わらないが、ゼッケン39番の選手がトップになっている。
ただ、この3台の差は写真のとおり、まさに僅差。
手に汗握る接戦が続く。

まさに団子状態





(写真:Tsuchy-san)




5th LAP

さらに混戦



5周目で、ゼッケン40番の井上選手が再びトップに立った。
4周目では、トップグループを形成している3台と4番手以下の差がついていた。
だがゼッケン36番の鍋城選手(予選2位)が接近してきて、上位4台で新たなトップグループを形成することになっている。
ますます混戦状態になってきた・・・



6th LAP


6周目に入ったところで、異変が起きた。
ヘアピンコーナーで待っているツッチーさんの前に現れたトップ集団の中に、74番のマシンがいない。
先ほどの周回で急激に追い上げた36番の選手が、勢いそのままに一気に3位まで順位を上げたようだ。
まだ完全とは言えないセッティングのため、富士スピードウェイの長い長いホームストレートで追い上げられてしまうのだろうか。
それとも、何か作戦があって、あえて無理をせずに先に行かせたのだろうか。

トップ3に若ちゃんがいない

(写真:Tsuchy-san)


ネッツコーナーでは、上位4台にほとんど差がない

若ちゃんは4位のまま、ネッツコーナーに現れた。
富士のコースは、ホームストレートを含む前半が高速コースで、ヘアピン以降は比較的テクニカルなコースになる。
そのため、コースの後半では、技量に勝る若ちゃんが、ぐぐっと差を縮めてくるのである。
実際、このネッツコーナーを過ぎた後に抜き返して、6周目は3位で通過している。


(写真:Tsuchy-san)


後ろにゼッケン8番の影が・・・





7th LAP

う〜ん、またしても4位・・・

(写真:Tsuchy-san)


7周目。
決勝レースもいよいよ終盤だ。
6周目が終わったところで3位に戻した若ちゃんだったが、やはり、ストレート〜第1コーナーあたりで苦戦するのか、ヘアピンコーナーでは再び4位になっている。
そして、5位の選手もトップ集団との差を徐々に狭めてきている。
現在の順位は、#39(高原選手)-#40(井上選手)-#36(鍋城選手)-#74(若ちゃん)-#8(佐藤選手)
終盤になっても、これほど混戦が続いているのも珍しい気がする。
最後までレースの行方が分からなくなってきた。


6周目とまったく同じ光景だ

6周目と同様に、ヘアピンコーナー以降、ダンロップコーナー、第13コーナーなどで差をつめたのだろう。
ここネッツコーナーでは、混戦状態のまま現れてきた。
順位自体は変わらず、#39-#40-#36-#74-#8の隊列となっている。
もう一度抜き返して、さらに順位を上げてほしい。
残りは、あと3周だ。
でも、トップとの差は小さいから、十分にチャンスはあるだろう。







最終コーナーに向かう若ちゃん


・・・と、これまであまり電光掲示板の存在を気にしていなかったT-FLATだったが、視界の端に気になる文字が写った。

ゼッケン74 若松 宏 YSP三鷹+大 ・・・「大」って?


なんと! チーム名の一部に「大手町一眼レフ友の会」

筑波サーキットと違って、来場者にパンフレットが配られるわけではない。
おそらくエントラントだけが持っているのだろう。
そのため、実は、今日のレースでの若ちゃんの出場チーム名を、このときまで知らなかったのだ。
この掲示板を見てはじめて気がついたのです。
このレースのFastestを出したぞー、と喜んだ直後の、もう一つの大きな喜びでした。





8th LAP


膠着状態といったところか。
やや差が縮まったが、順位の変動には至っていない。
抜けそうで抜けないのか。
抜こうと思えば抜けるけど、あえて様子を見てるのか。
若ちゃんの中では戦略が固まっていても、見ている応援隊には、
知るすべもない。
ただハラハラしながら見守るだけだった。

順位は変わらず



熱戦が続く・・・








(写真:T-FLAT)

7周目で若ちゃんがFastest Lapを出していたので、順位をあげたのではないかと思っていた。
ところが、後で分かったことだが、上位選手のBest Timeは下表のとおりであり、ゼッケン8番の選手を除いて皆7周目にベストタイムを出していた。
No Name Best Time Lap
74 若松 宏 1'45.762 7
8 佐藤 武美 1'45.792 6
39 高原 昌幸 1'45.811 7
36 鍋城 正八 1'45.911 7
40 井上 健志 1'45.966 7

そのため、順位が変わるほどではなかったのだが、現在トップの#39高原選手より0.05秒速いということは、富士SWでの平均時速が150km/hなので、約2m縮めたことになる
そうは言っても、この5台に関しては1分45秒台を出しているので、簡単なレースではないのだ。


(写真:Tsuchy-san)




9th LAP

まさかっ・・・

(写真:Tsuchy-san)


9周目で順位に動きがあった。
しかも、悪いほうの動きだ。
ツッチーさんが陣取っているヘアピンコーナーに若ちゃんが現れたとき、なんと5位になっていたのだ。
たしかに、8番の選手が6周目あたりから急激に追い上げてきている状況ではあったのだが。
むむむ・・・
あと2周だというのに、こんなところで・・・。




ここでの順位は・・・



一方、ネッツコーナーに陣取っているT-FLATは、ヘアピンコーナーまでの動きを知らない。
この場所に現れたときは、前周と同じ4位のままだったから、一度順位を下げたなんて夢にも思っていなかった。
観戦記を作っていると、その場では知らなかったレース展開が分かるという、嬉しさがある。
実際、このときに順位の変動で気になったのは、むしろ#36と#40が入れ替わったことの方だった。




4位のままでファイナルラップに望みを託す




(写真:Tsuchy-san)

9周を終わったところで、順位は左のとおり。
#74の若ちゃんは4位のままとなっている。
2008年 東日本チャレンジカップ第9戦も、残すところあと一周!
ファイナルラップに望みを託すのみだ。






To be continued

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