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4 2008 東日本チャレンジカップ 第9戦  〜 決勝-1 〜



精神集中

(写真:Yukiopapa-san)

決勝レースまであと20分を切った。
タイヤウォーマーもセットして、準備は万端だ。
若ちゃんは、心静かに精神統一。
頭の中でレースのイメージを組み立てているのだろうか。


(写真:Yukiopapa-san)

応援している我々でさえ緊張でドキドキになるのだから、ライダーはもちろんのこと、ピットクルーの皆さんも緊張が高まる瞬間だ。
とはいえ、レースを楽しむ心も忘れてはならない。
Yukiちゃん、洋介さんは、自分のカメラで若ちゃんの久しぶりのレースの記念写真を撮っている。
Takaさんファミリーは揃ってVサイン。
若ちゃんも、Vサイン!さあ、頑張っていきましょう!


(写真:Yukiopapa-san)

(写真:Yukiopapa-san)


サイティングラップに出発だ

(写真:Yukiopapa-san)



サイティングラップ

そのころ、T-FLATは撮影予定地であるネッツコーナーに向かって移動中。
ネッツコーナーまでは約1kmあるので、移動時間を考えて早めにガレージを出発したつもりだったが、向かう途中で早くもバイクの音が聞こえてきた。
えっ?もうスタート?
慌てて時計を見ると、スタート予定時刻(11:25AM)まで10分以上もある。
どうやら、サイティングラップ(スターティンググリッドに着くためにコースを1周すること)だった。
あー、びっくりした。
(このときは、「サイティングラップ」という言葉が出てこず、「あ〜、あれだよ、あれ」だったが・・・)
ところが、もう一つ驚いたことに、「あ、今、若ちゃんが通っていった」と話した直後に、赤い74番が現れた。
えっ?
さっきのは誰?
大丈夫かな。決勝の本番で見失ったりしないかな。
不安になりながらも、ネッツコーナーに着いて、一脚を立てて撮影準備を整えた。
今頃、若ちゃんたちはスターティンググリッドにいる頃だろう。


(写真:Tsuchy-san)


路面の状態を確認

(写真:Tsuchy-san)




(写真:Yukiopapa-san)

ピットレポートはYukiopapaさん。
サイティングラップを終えてメインスタンド前に戻ってきた74番のマシンが、所定のグリッドについた。
決勝グリッドは1列に3台が並ぶ。
若ちゃんの予選順位は3位だったので、フロントローの一番右側(ピットロード側)となる。
バイクを停めると、手早くタイヤウォーマーを取り付け、決勝レース開始までの短い時間を待つことになる。
2年ぶりのレース。
2年ぶりの決勝が間もなく始まる。




3番グリッドで決勝の時を待つ

(写真:Yukiopapa-san)


今日は秋晴れで、日差しがきついね

決勝レースの前は、応援隊である大手町一眼レフ友の会メンバーも、緊張感が極度に高まるものだ。
喉はカラカラ、足はガクガクなんてことが、大袈裟ではなく起きるのだ。
まして、ライダーやピットクルーの人たちの緊張感たるや、どれほどのものなんだろう。
と、いつも思うのだけれど、意外とそこまでではない感じ。
記念写真を撮ったりしながら、和気あいあい。
いろんな意味でレースを楽しんでいるんだなあ。


(写真:Yukiopapa-san)

(写真:Yukiopapa-san)


決勝前の記念写真

(写真:Yukiopapa-san)

若ちゃんがいる3番グリッドまでが、最前列ということになる。
つまり、若ちゃんの前に他のバイクはないということだ。
目の前に伸びている富士の長い直線を遮るものは何もない。
ここを一気に駆けて第1コーナーに飛び込んでいくのだ。
さあ、間もなく決勝レースのスタートだ!

前面に伸びるホームストレート

(写真:Yukiopapa-san)



ウォーミングアップラン

(写真:Tsuchy-san)




(写真:Tsuchy-san)

ツッチーさんはヘアピンコーナーの特設スタンドで、まりぞーさんとT-FLATはネッツコーナーで、決勝レースのスタートを待っている。
久しぶりのレース撮影という緊張感もあるが、何よりも久しぶりの若ちゃんのレースだから、楽しみであり、ドキドキであり、友の会の会員たちの興奮は最高潮に達した。
遠くメインスタンドの方からエグゾーストノイズが聞こえてきた。
決勝前のウォーミングアップランが始まったのだ。


(写真:Tsuchy-san)


徐々に排気音が近づいてきて、ヘアピンコーナーに陣取るツッチーさんの前を、きれいに隊列を作って走りすぎていく。
久しぶりのドキドキ感を味わいながら、スタートを待った。
足が震え、喉がカラカラになってくる。撮影隊にとっても、レース前の緊張感がピークに達する瞬間だ。

スターティンググリッドに戻ったら、いよいよ決勝スタート





OPENING LAP
4位でヘアピンへ

(写真:Tsuchy-san)


アナウンスが聞こえ、シグナルレッドからブルーに変わり、10周で行われる決勝レースが始まった。
ツッチーさんのいるヘアピンコーナーに現れるのは、約30秒後、T-FLATのいるネッツコーナーに現れるのは、約1分30秒後だろうか。
轟音が聞こえてきて、100Rコーナーを立ち上がってくるオープニングラップの先頭集団が見えてきた。
若ちゃんは・・・4位だ。
しかし、ヘアピンコーナーで70番をかわして3位に立った。


(写真:Tsuchy-san)




(写真:Tsuchy-san)

(写真:Tsuchy-san)



ネッツコーナーでは3位





(写真:Tsuchy-san)

予選の順位から、若干の変動があったようだ。
予選トップの40番井上選手はそのままトップを維持しているが、予選4位のゼッケン39番高原選手が2位に浮上している。
そして、スタートでやや出遅れた若ちゃんは、ヘアピンコーナーでツッチーさんの目の前で3位に上がって、ここ(ネッツコーナー)も3位で通過していった。
その後ろには、予選6位のゼッケン70番が4位、予選2位のゼッケン36番の選手が5位に順位を落としているようだ。
しかし、その後、4位-5位が入れ替わって、オープニングラップは、40番-39番-74番-36番-70番の順にコントロールラインを通過したようだ。
どうやら今日のレースは混戦になりそうだ。







2nd LAP

2周目に入った。
4位と5位が再び入れ替わったようで、40番-39番-74番-70番-36番のオーダーとなっている。
1位から3位の若ちゃんまでは変わらず。
全体的に、上位陣に大きな差はついていないため、すぐに順位の変動が起こりそうだ。


(写真:Tsuchy-san)
まだ混戦状態

(写真:Tsuchy-san)




(写真:Tsuchy-san)






レースとしては、混戦になっているほうが面白いのだが、若ちゃんの応援隊としては気が気でない。
早くトップに立って独走状態になってくれるのがベストだが、まずは今の位置をキープして、徐々に順位を上げていってほしい。
そう考えながら、走り去る若ちゃんを見送った。





3rd LAP

ヘアピンコーナーに向かうトップ3

(写真:Tsuchy-san)



トップを走る3台と4位以下の距離が離れてきた。
2周目までは、ヘアピンコーナーのところで5〜6台のマシンが団子状態だったが、同じ画面上に写らないほど差がついた。
このまま、優勝争いがこの3台に絞られていくのか、それとも、まだ一波乱あるのか。


















(写真:Tsuchy-san)



(写真:Tsuchy-san)

3周目を終えて、若ちゃんの順位は3位で変わらず。
依然として好位置をキープしていると言えるだろう。
前を行く2台に対し、後ろからプレッシャーをかけながら、トップに立つ機会を虎視眈々と狙っているのだろうか・・・
10周で行われる決勝レースの序盤が終わり、中盤戦に突入していった。



To be continued

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