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5 第4戦 富士スピードウェイ   〜 決勝-1 〜



みんな集合
青雷さんも陣中見舞いに来られた







ツッチーさんとまりぞーさんがコース(撮影場所)の下見に行っている間、T-FLATはパドック内をプラプラしていた。
食事を終えた若ちゃんたちも、ピットに戻ってきた。
決勝まで時間はあるので、今はまだ和やかな雰囲気の中ですごしている。
と思っていたが、いつのまにか時がせまっていた。
サーキットにいると、あっという間に時間が過ぎる。
決勝に向けた準備が少しずつ始まっている。




この慌しい中の静かな時間が、一日の中で最も緊張する時間かもしれない。
応援隊としても、色々なことを考えて、勝手に緊張している。
天気が変ったりしないだろうか、スタートはばっちり決まるだろうか。
最後まで1位を守りきれるだろうか・・・
ドキドキしながら、ピット内をうろつく。


しかし、今日はピットの中が混んでいるので、ぼけーっとしてると他のチームの人にぶつかってしまう。
邪魔にならないように気をつけて写真を撮らなきゃ。

所狭しと並べられたバイクたち







今日は富士SWでハーレー・ダビッドソンのイベントが行われているため、サーキット内に人が多い。
いつも以上にスタンドの観客が多いのも、そのせいかもしれない。
うまくイベントなどと組み合わせれば、もっともっとレース観戦客を増やすことができるということだ。
F1誘致もいいけれど、開催するからにはバイクレースにも、もっと力を入れよーよFISCOさん。


若ちゃんはレーシングスーツに着替え、出番を待っている。
T-FLATも緊張してくる。
観戦記のための写真もしっかりと撮らなくてはいけない。
大事な決勝レースを、きちんと綺麗に写せるか。
いつもうまく撮れればいいのだが、そう、うまいことはいかない。
これがなかなかプレッシャーなのだ。
最近では、そんな不安も、レース前の緊張する原因の一つとなっているのかもしれない。
ガレージ内は、さらに緊張感が高まってくる。
・・・はずであるが、ちっちゃなお客さんが13番ピットにやってきたため、また一気に場が和んだ。
これから何が起ころうとしているか、まったく気に留めることもなく、電気のコンセントをいじってそのまま去っていった。
まったく無邪気な子供の姿だった。
一瞬ほのぼの。
しかし、確実にレースの時間は近づいている。









いざ出陣!






バイクの移動が始まった。
ひとまずピットレーンに出て、それぞれのチームのガレージ前でひとまず待機する。
いよいよ出陣のときがやってきた。
ライダーやチームの人たちに、ピリピリした空気がみなぎってくる。
応援隊の緊張感もピークに達するときだ。




ST600クラスのエリア選手権の出場台数は8台と少ないが、今日はFISCOの選手と混走であるため、ピットレーンは混雑している。
本来、ピットクルー以外がピットレーンに出ていてはいけないのだ。
写真を撮るのに夢中になりすぎて、ほかのチームの迷惑にならないように気をつけなきゃ。





はやる気持ちを抑えて、集中力を高める。
コースの先を見据えた目には、一点の迷いもない。
あとは自分を信じて戦うのみだ。
そして時間となり、決勝レースに向けて、順々にコースへと出て行った。








コースを一周したバイクが、続々とメインスタンド前にもどってきた。
そして、自分のグリッドにつくと、速やかにスタンドをセットし、タイヤウォーマーの準備が行われる。
富士SWでは、ピットレーンまで自由に出歩くことができるので
フェンスの隙間から顔を出すと、グリッドに並んだライダー達を見ることができる。
若ちゃんのグリッドの位置は、第一列の一番左。
トリックスターの二人の姿も、フロントローにある。
そして、場内放送で選手紹介が行われた。
「ポールポジションは〜、ゼッケン74番、若松選手っ!」

いつもならここで、

の声援があるところだが、今日はおやすみのようだ。
代わりに、僕がやろうかな、とも思ったが、
「わ・・」
ちょっと恥ずかしい。
それに、カメラを構えたまま大声を出すことも難しい。
もっともっとたくさんの人が応援に来てくれると賑やかでいいのになあ。
みなさん、応援よろしくお願いします。


Good Luck!


決勝スタートまであとわずか

トップ争いは、恐らく一列目にならんでいる4台だろう。
予選で上位4番に入っていたエリアの選手達である。
#19中島選手、#64古畑選手、#6医王田選手。
いずれ劣らぬ強豪揃いだが、予選のタイムを比べても若ちゃんが優位なはずだ。
期待を込めた決勝が間もなく始まる。
スタート前1分の合図。
一人を残して、ピットクルーはコースから退去した。
そして、最後の一人もコースから出て、ピットレーンにいた我々も、
フェンスから離れた。
まもなく、決勝のスタートだ。






フェンスが邪魔になるが、ここからしか写せない。
スタートの瞬間を逃すわけにはいかない。
さあ、いよいよだ。
シグナルレッド。
そして、決勝スタート!
・・・の直前ぐらいから、ピットクルーがフェンスに近づいていく。
カメラを構え、ファインダーを覗いてコースを狙っていた僕の目の前を、
人の頭が塞いでいく・・・
いやー、邪魔やー、どいてくれー
肝心な一瞬を逃してしまった。
しかも、スタートで出遅れたようにも見える。



決勝スタート やや出遅れたか?




(写真:Tsuchy-san)

ツッチーさんは、第1コーナーからコカ・コーラコーナーを持ち場とすることになっている。
序盤は、第1コーナー。
これまで、この場所から撮ったことがなかったが、意外とコースまでの距離が近い。
チームキヤノンとなった今、400mmのレンズを手に入れているため、かなり引きつけて撮ることができる。
今シーズン、富士SWでは3試合が予定されているだけに、新しい撮影スポットも開拓していかなくてはならない。
ツッチーさんはバイクで来ているので、機動力を生かしてスポット探しをした効果が現れた。





(写真:Tsuchy-san)



(写真:Tsuchy-san)

(写真:Tsuchy-san)

#19中島選手を先頭に現れた。
トップとの差は少し開いているようだ。
#19-#64-#74-#6の隊列で、オープニングラップが過ぎていった。




To be continued

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