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3 2006 東日本チャレンジカップ 第3戦  〜 予選-1 〜



レース当日の朝を迎えたが、雨まじりの空模様である。
サーキットについても「霧雨」が降っている。
今日は、一日中「霧」に翻弄されることになった。
季語としては秋なんだ。

  きりさめ 【霧雨】    

    多数のきわめて細かな水滴が低く垂れこめた層雲や霧から、
    かなり一様に降下する現象。
    ぬか雨のように降る霧。きりあめ。[季]秋

三省堂提供「大辞林 第二版」より




2日間使ったレンタカー。 6501といえば、Inspire the Next

(写真:Tsuchy-san)

入場証明書をもらっていたため、エントラントとしてパドックそばの駐車場まで車で入ることができた。
入口を探すのに迷ったが、近くまで来れるのはやはり便利だ。
車から荷物を降ろして準備開始。
傘を差すほどではない細かい雨なのだが、やはり少しずつ濡れてくる。
しかも、昨日とは打って変わって、気温も低いため、じっとしていると寒くなる。
多少の雨対策はしておいたほうがよさそうだ。






(写真:Tsuchy-san)

特に雨脚が強くなることもなく、このまま天気はもちそうな気配である。
しかし、ここは東北地方の山の中である。
濡れて体が冷えてはいけない。
若ちゃんやチームの皆さんも、雨対策を始めた。
若ちゃんはSUGOのロゴが入ったポンチョを着ている。
と思ったら、いつの間にか透明のカッパに着替えている。
あれー?なんで変えたんだっけ?二日酔いのT-FLATは、この時間帯まだ記憶が曖昧。
Yuki-chanは、銀河鉄道999に出てくる車掌さんのよう(by まりぞーさん)。





管理人が寝坊したことなどにより、時間がギリギリになってしまったが、
もうすぐ車検が始まる時刻だ。
雨の中にバイクが移動を始めた。
雨のため、スケジュールが少し遅れているようだ。
しかし、車検が終わるとすぐに予選が始まる。
そんなにノンビリとはしていられない。




小雨が降る中、車検場に向かって移動していく



車検の順番待ち
無事に車検をパス
ツッチーさんは、コンビニでカッパを購入





ピットレーンも出入り自由

(写真:usakou-san)


撮影隊としての持ち場の再確認を行っておこう。
昨晩のうちに一応の取り決めは行っていたが、アルコールとともに流れていった可能性がある。
改めて確認。ツッチーさんは昨日のフリー走行と同じSPコーナー。
うさ公さんとT-FLATは、パドックで待機して予選直前の模様を押さえ、ピットレーンに出てメインストレート。
そして、そこから移動して第2コーナーから第3コーナーを狙うというもの。
まりぞーさんは純粋に応援がメインであるため、もっとも迫力のあるメインストレートを中心に観戦することとした。

そういえば、初めてレース観戦に行った2004年当時。
カメラを持っていってはいたが、撮影よりも応援がメインだった。
その頃は、もうただ興奮し、ドキドキし、スタート前なんかは足が震えていた。
喉が渇くのにトイレに行きたくなるなど、それはそれは、日常生活で味わえない興奮を味わったものだ。
レース中は74番の赤いマシンを見つけるのに精一杯で、他の選手を見ている余裕もなかった。
今は、コースを走る若ちゃんを見つけられないこともまず無いし、多少は予備知識ももってきたので、以前よりも冷静に観戦できる。
ただそれだけに、純粋に応援だけをしていた頃が懐かしくもある。
今のまりぞーさんは、始めの頃に僕らが感じた興奮や感動を受けている時期なのだろう。
しかし、この観戦記をきっかけに、実際のレースを見てみたいと思い、一度見にきたらヤミツキになるなんて、観戦記の作成者冥利に尽きると言うものだ。
これからも、レースの興奮や感動を少しでも伝えることができれば、レース観戦に来てくれる人も増えるかもしれない。
現地に来て、レースを見て、若ちゃんやチームの皆さんと話をすれば、きっとトリコになるはずです。
この観戦記をご覧いただいているみなさん。
菅生はともかく、近場のサーキットでの開催のときは、ぜひ見に来てください。
大砲のようなレンズなんか要りません。
一眼レフどころかカメラだってなくていいんです。
カラダ一つで来て、一緒に応援しましょう!

※ 2006.5.26 娘さんの運動会のためとはいいながら、大砲を購入した当部のA次長。
   レース観戦に参加するのも時間の問題と見た。もちろん、Team Canon。
   これだけキヤノン製品の販売に努めて、何か見返りがあるのか?








さて、車検も無事に終わって、予選のスタートを待つばかりとなった。
ガレージの中では、マシンのセッティングに余念がない。
雨は強まるほどではないが、かといって、やむ気配も無い。
ピットレーンやコースにも薄い水の幕がはったように見える。


レーシングスーツに着替える若ちゃん
今年から着用が義務付けられた「ヘルメットリムーバー」




精神集中


時刻は既に午前10時を回っている。
予選レースは10:20AMからの予定である。
雨のレースは得意な若ちゃん。しかし、油断は禁物だ。
いつも真剣勝負なのである。
スタート直前、この短時間に集中力を高めるのだ。
応援隊も、少し離れて邪魔にならないように気をつけなければいけない。



(写真:usakou-san)




まもなく予選開始。
目の前にピットレーンがあるのだが、いったんガレージを出て、駐車場をぐるっと回ってから
ピットレーンに戻ることになる。
続々と出場選手がピットレーンに集まってきて整列を始めた。


(写真:T-FLAT)



(写真:usakou-san)


写真右下の23番 あとで出てくるので覚えておいてね

(写真:usakou-san)

今日のライバルは、TRICK☆STARの2台だろう。
#19中島選手と#37医王田選手。
二人とも若ちゃんのすぐそばに並んでいる。
雑誌RIDING SPORTの#72青木編集長の姿も見えた。
その前にいるのは#23木村選手。


(写真:T-FLAT)




(写真:T-FLAT)

オフィシャルの指示に従って、規則正しく、2台ずつコースに飛び出していった。
いよいよ74番のマシンの出番だ。
雨の中のタイムアタックが始まった。


(写真:usakou-san)


(写真:usakou-san)

(写真:T-FLAT)


GO!サイン



水しぶきを上げてコースへ。






To be continued

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