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自転車に乗ると移動が早い。

第1コーナー入り口から、Aパドックを突っ切って、タイヤブース横に至るまで、ほぼホームストレートと同じ長さになる。

直線が短い筑波と言っても、走るのはさすがにつらい。ホント、自転車は便利だな。


そんなわけで、管理人はタイヤブース横に陣取った。

ここからは、第1ヘアピンに入る後ろ姿と、ダンロップコーナーに向かう姿を見ることができる。

反対側のコースサイドには、ツッチーさんとうさ公さんがいるはずだ。

偶然を写すことの多いうさ公さんなので、ひょっとしたら、反対側から管理人を撮っているだろうか、と探してみた。

赤丸のあたりにいたのだが・・

(写真:Usakoh-san)


さすがに今回は、写っていなかった。

僕がこの場所にいたのは、11周目と12周目。

これは、あとで写真を確認して分かったことであり、撮影しているときにはよく分かっていない。

「あと1、2周で終わってしまうのではないか」という焦りから、早々にこの場所から立ち去ってしまったのだ。

写真を撮りながら、かつ、冷静に「今、●周目」と数えることは、簡単なようで、なかなか難しい。




上の写真は、反対側から見るとこうなっている

(写真:Tsuchy-san)



第1ヘアピンを過ぎて、ダンロップコーナーへ


続いて、管理人もヘアピン前のスタンドにやってきた。

久々に、撮影隊員が3人とも同じ場所に集まった。

とは言っても、微妙に異なる場所にいるため、「いや〜、どもども」というわけではない。

しかし、どうしても、似たような写真が増えてしまう。

似た写真では、一番よく撮れているもの以外は、やむを得ずボツになってしまう。

レース観戦も、回を重ねるごとに写真の枚数が増えているため、セレクションの基準もだんだんと厳しくなってきているのだ。

(写真:Usakoh-san)



最終コーナーを駆け抜ける



ここでは、振り向くとバックストレッチからの高速コーナーを見ることができる。

予選のときも、ここから写真を撮った。

まるで同じように見える2枚の写真。

ここで、管理人は大変な違いに気がついた。

さあ、分かった人は手を上げて!

はい、影の向きではありません。

左手がクラッチ・レバーを握っていないことでもありません。

正解は、これ





予選-2での写真




決勝レースの写真

予選
決勝



ガソリンタンクに「合格」シールが貼られているではないか。

いったい、いつの間に。

ここで、記憶をたどると・・・。そうか、あの時だ。

ツッチーさんが、このネタを意識して右の写真を撮ったのかどうかは定かでない。

しかし、前回といい、今回といい、写真はいろいろな偶然を写し出すから面白い。

決勝直前の検査のときに、このおじさんの手で貼られていたのだ

(写真:Tsuchy-san)



決勝レースも終盤だ。

現在、若ちゃんの順位は6位。

(写真:Usakoh-san)


前も後ろも少し差がついてきた。6位までが表彰台であるが、このまま行けば、まず問題は無いだろう。

昨年までは18周で行われていた決勝だが、今年から参戦している東日本チャレンジカップは20周で行われる。

この2周増えたことが、体力的、精神的にどの程度影響してくるのか。

周回が増えれば、それだけミスやトラブルの可能性も高まるということだ。

最後まで油断はできない。

そんな緊張感が続く中、時間は過ぎていく。



ダンロップ・コーナー


15周目に、ツッチーさんはヘアピン前からダンロップ・コーナー前のスタンドに移動した。

いわゆるダンロップスタンドではなく、芝生観戦席から続くスタンドだ。

この場所は、休み時間に流し撮りの練習をしていた場所である。

練習の成果を発揮するべく撮影に臨む。

ダンロップ・コーナーからMCコーナーへ

(写真:Tsuchy-san)




追い上げは続く


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ここからだと、バック・ストレートはフェンス越しになる。

これまでの観戦記では、フェンス越しの写真もかなり使っていたのだが、比較するとやっぱり鬱陶しいものだ。

ここをフェンス無しで写せるマル秘スポットを探さなくてはいけないな。



第1ヘアピンに戻ってきた



MCコーナーへ向かう

(写真:Tsuchy-san)


残りの周回がわずかになってきた。

残り3周。このまま順位は確定だろうか。



ふとコントロールタワーに目をやると・・・

「やった!順位が上がっている」

あれ?

ちょっと変だぞ。前を走っていたのは8番だったはず。


なんということだ。

残り3周というところで、それまで2位を走っていたゼッケン53番の選手が転倒。

まさにツッチーさんの目の前で転倒し、コースアウトしたのだ。


(写真:Usakoh-san)

(写真:Tsuchy-san)

(写真:Tsuchy-san)


いよいよファイナルラップだ。

最後のアタックを仕掛ける。

でも、体力的にもかなり厳しいはず。無理して転倒しては元も子もない。

しかし、「安全運転でお願いしまーす」というものでもない。

応援する撮影隊も、複雑な気持ちでの応援だ。



振り向いて、バック・ストレッチの若ちゃんを追いかける。

このまま最終コーナーを過ぎれば、チェッカーフラッグが待っている。

で、なぜ右の写真を載せたかというと、なんか間違い探しみたいだが、

「合格シールがない!」

なぜか、ないのだ。今、この観戦記を作っていて気がついた。

風で飛んだのか、走りながら若ちゃんがむしりとったのか?







優勝した國川選手のウィニング・ラン

(写真:Usakoh-san)
「ゼッケン92番。國川選手がトップでチェッカーを受けました。」

コントロールタワーからの放送が聞こえた。

減速したマシンが、続々と現れてきた。

熱い戦いは終了した。



(写真:Tsuchy-san)



まずは無事に完走したこと。

そして、今年、ランクアップしたレースの2戦目で表彰台に上ったこと。

オメデトウございます。

「やっぱ、すごいなあ」

などと感心してしまうのだけど、若ちゃんはまだ納得していないみたい。

もちろん、僕らが期待しているのも表彰台の一番上だ。

でも、楽しみは後にとっておくのだ。

今日はお疲れ様でした!

今日の課題は次のレースでは必ずや克服されているはず

(写真:Tsuchy-san)



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おしまい

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えっと、表彰式はあとがきか、全体の構成を見直すかして、後日入れます。
今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


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