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筑波サーキットは、全長2,070m。

全般的にカーブが多いテクニカルコースである。

そんな筑波で、最も長い直線がバックストレッチであり、437mある。

第1ヘアピン前のスタンドは、振り返ると、そのバックストレッチから最終コーナーに向かう選手を見渡せる。

レース開始時点では、第1ヘアピン付近をツッチーさん&うさ公さんが担当。

メインストレートはパドックの上から管理人が担当している。






スタート・ダッシュ







決勝レースが始まった。スタートは悪くないようだ。

ファインダーを覗きながら若ちゃんを追っていく。すると・・・

「うわっ!」


第1コーナーに向かう姿を追っていると、突然、何かが視界をさえぎった。

驚いてファインダーから目を離すと、そこには見知らぬ人が立っていた。

そうだ。人の間に割り込んでいたのだった。

危なく、隣の人を望遠レンズで張り倒すところだった。

人が多いから大変だ。

しかし、気にしてもいられない。

パドック上を反対側に走り、S字を追う。



タイヤブースを過ぎると、ここから見えなくなる。

あとは、ツッチーさん、うさ公さんにお任せしよう。

それでは第1ヘアピン前中継所からお送りします。



(写真:Tsuchy-san)







(写真:Usakoh-san)

最初にヘアピンに飛び込んできたのはゼッケン53番。

間髪おかずに若ちゃんが現れた。

減速するヘアピンとは言え、あっという間に駆け抜けていく。




(写真:Usakoh-san)


そのまま長い列となってダンロップ・コーナーへと向かった。

この先は、第2ヘアピンへと向かうことになる。

振り向いて待っていると、バック・ストレッチを駆け抜ける若ちゃんが見えてくる。


(写真:Usakoh-san)


最終コーナーを立ち上がり、メイン・ストレートに帰ってきた。

3周目に入っている

なぜ、オープニング・ラップから3周目に飛ぶかというと、

スペースの都合・・・ではなく、恥ずかしながら、見過ごしてしまったのだ。

人が邪魔で、見つけにくかったというのもあるけどね。

何と言っても速すぎるのだ。

ほんの一瞬、見つけるのが遅れ、ファインダーから目を離したりすると、もう間に合わない。


次こそはちゃんと撮ってみせるぞ
もっとも、見つけられたところで、パドック上の真横から写すことは至難の業。

メイン・ストレートはほぼトップスピードだ。

これまで何度も挑戦してきたが、まともに撮れた試しがない。

とりあえず連写して、ちゃんと写るかどうかは、神のみぞ知る。

カメラ背面の液晶では、よく確認できない。

神頼みしたまま、僕は第1コーナーへと向かった。

お借りした自転車で。

のぼる君も、もちろん連れて。



混戦が続く

(写真:Tsuchy-san)



(写真:Tsuchy-san)


何度も走りなれている若ちゃんにとって、筑波のコースは庭のようなものだ。

それでも、そう簡単には順位を上げられない。

それどころか、後ろの選手もなかなか離れない。

やはり、昨年とは選手層の厚さが違うと言うことか。

まあ、まだレースは序盤だ。

ここからの追い上げに期待しよう。





場面は変わって、ストレートに帰ってきたゼッケン74番。

今度は、第1コーナー入り口付近に、陣取った。

いよいよ、のぼる君の出番だ。

しかし、微妙に低い。

フェンスの上に顔を出せるのだが、ギリギリだ。


フェンスの上の有刺鉄線が写ってしまった。




それでも、のぼる君はいい仕事をしてくれる。

おかげで、今まで撮ったことが無いシーンを撮ることができる。

ありがとう、のぼる君。

ありがとう、ブレンちゃん2号。

ん?ブレンちゃん2号って、誰?




正体は、「あとがき」で明らかに。



メイン・ストレートから第1コーナーへ






のぼる君の上で、フェンスから顔を出して撮影していた。

そして、若ちゃんの姿を追いながら流し撮りを・・・

あっ!

腕を止められた。若ちゃんは走りすぎていく・・・

なんということだ。セーターの袖がフェンスの有刺鉄線に引っかかっているではないか。

危ない、あぶない。

写真撮影は危険を伴うのだ。

写真は戦いだ」と言われるゆえんである。( そんな言葉聞いたこと無い?ええ、そうでしょう。僕もありませんから。 って、またかよ!)


ゼッケン25番を猛追している

(写真:Tsuchy-san)
そして、第1ヘアピンへ。

ここでツッチーさんとうさ公さんが撮影を行っている。

この間に、安心して管理人は次の場所へ移動。

これまでは走っていかなくてはいけなかったところ、自転車があると速い速い。

カメラとのぼる君を肩に担いで、タイヤブース横のポジションに向かった。


(写真:Tsuchy-san)


レースはまだ中盤だ

(写真:Tsuchy-san)






つづく・・・

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あれぇ。このペースで終わるかなあ。次回、最終回かもしれません。5/1深夜の更新予定。


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