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パドックを離れ、駐車場に向かう。

大きな大会が行われるときは、おそらく観客で一杯になるのだろうが、今日はかなり余裕がある。

筑波のときと同じくらいの観客はいると思うが、面積が広いので人口密度が低くなるのだろう。

子供連れでも楽しめるように、子供用の遊具もあるし、仮面ライダーショー(ではないが、何かそういうヒーロー系のアトラクション)の声が遠くに聞こえる。

木製のF1マシン?

(写真:Usakoh-san)


レストランも充実している。

レース観戦に家族連れで来て、お父さんがレースに熱中している間、お母さんと子供は食べたり遊んだりできる。

もちろん、お母さんも熱中していいのだけれど。

それにしても、今日はいい天気。

日向にいると、とても暖かい。

そして、風が強い。ということは・・・「はっくしょん!」

杉の花粉がスゴイ。


いい歳をして落書きに夢中になる撮影隊員




(写真:Usakoh-san)

まさにこのあたりから、首都圏に花粉が供給されるのだろうか、というぐらい、花粉を感じる。

急いで、車の中に避難した。


車に乗って、Kei-chanさんのお薦めスポットのうち、一つ目に向かう。

ツッチーさんのナビにしたがって、進んでいくと、

ありゃ!

警備のおじさんに阻まれてしまった。


ここから先はダメということか。






(写真:Usakoh-san)

決して、僕の車を写す気はなかったのだろうけど。
こういう偶然を写すことが多い人だ。

少し戻って、手前の駐車場に車をとめる。

「意外とコースに近いところで見れるんだなあ」

今は、他のクラスのレースが行われており、試し撮りを行ってみる。






(写真:Usakoh-san)

そして、トンネルをくぐって、さらに先まで行くと、さっきの警備の人が見える。

では、この辺でも試し撮り・・・あれ?

バイクが来ない。

代わりに、オフィシャルカーが走ってきた。

「あー、終わっちゃったのか。残念。」

そういえば、さっきの選手は手を上げて声援に応えていたよな。

ウィニング・ランだったのか。



次のレースまで、ちょっと暇だなあ。


    


では、ここで「若松選手応援プロジェクト レース撮影スペシャルユニット」のメンバーを紹介。




(写真:Usakoh-san)


(写真:Tsuchy-san)


(写真:Usakoh-san)

どうみても怪しいだけの変な人たちです。


撮影ポイントのチェックを兼ねて、流し撮りの練習など。

「うーん。ここだと近いけど、動きがないなあ。」などと言いながら、ツッチーさんはどんどん先に行く。

案内図をみて場所を確認

(写真:Usakoh-san)
もう、あんなところに行ってしまった

(写真:Usakoh-san)

(写真:Tsuchy-san)

しかも、バッグを置き忘れてるし(笑)


(写真:Usakoh-san)


各隊員がそれぞれのスポットを探して、写真を撮る。

また別のクラスのレースが始まっている。

今走っているのは、どんなクラスなんだろう。

そう思いながら、撮影の練習を続ける。

デジタルだからこそできる、この使い方。

銀塩だと、フィルムがもったいなくて、余計な写真は撮れないからなあ。




うさ公さんも、新兵器「ぶれない君」を手に、その威力を確かめている。


(写真:Usakoh-san)


色々なバイクの写真を撮っては、モニタをチェックする。


でも、今ひとつ気分が盛り上がらない。

確かに、レースの写真は面白いのだが、全く知らない選手の写真を撮っても、感情移入がないのだ。

若ちゃんのレースだから面白くて、写真を撮る興奮も味わえて、一緒に喜んだりできるのだ。

みんなで応援できて、しかもその選手が強いというのは、とても恵まれた環境と言えるのかもしれない。


ふと気がついたら、もうすぐ2時。

そろそろパドックに戻らないと、準備が始まってしまいますよ。

相変わらず、ツッチーさんは遠くにいたので、携帯で連絡をとり一緒に戻ることになった。

車に戻る途中もきょろきょろとあたりを見回す。あそこの上は、どうなってるんだろう。

ホームストレートは見えるかな?階段を上ってみる。

残念ながら、建物の陰になって見ることはできないが、第1コーナーは遠くに見ることができる。

一応、ここは押さえておこう。


カメラの使い方は奥が深い・・・

(写真:Usakoh-san)

ツッチーさんから質問された。
「ねえねえ。単焦点にするにはどうすればいいの?」

それはズームレンズですから、どう頑張っても単焦点にはならないです。

いや待てよ。そんな分かりきったことを聞くはずないよな。なんだろう。
あ、そっか。AFAIサーボ(コンティニュアスAF)ではなく、One Shot(シングルAF)にするにはどうすればいいか、ということですね。
(筑波の第6戦で、うさ公さんが暗く沈んでしまう原因になった、ピピッと鳴らなくなる例のアレ。)

「いや、そうじゃなくて。単焦点にしたいのにできない。どうしよう。上の方がピコっとなって、真中にならない。」

???

あ、フォーカスエリアを真中指定にできないということか。
あー分かりました。でも、僕には分からないと言うことも分かりました。
だって、キヤノンユーザーだもん。ニコンD70の使い方までは分かりません。

説明書を読んだのに解決できなかったらしい。
いろいろと試してみるツッチーさん。
しかし、いつのまにか、治ったようだ。とりあえず、結果オーライということで。

次回までに、基本的な使い方は覚えておきましょうね。
ほら、うさ公隊員にも怒られた。

さ、気を取り直してパドックに行きましょう。

今回は、撮影隊の内輪ネタばかりですいません。
次回、いよいよ決勝レースが始まります


「事前に使い方を勉強しておきなさい」
厳しく詰めるうさ公さんと、叱られて泣き崩れるツッチーさん



つづく・・・

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次回は決勝-1。3/29(火)の夜中ぐらいに掲載予定。


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