2004 筑波ロードレース選手権 シリーズ第5戦 spectator

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前回までのあらすじ・・・

パドックの上で写真を撮ったあと、タイヤサービス・ブースの横から第1ヘアピンを撮影。

そこではフェンス上の有刺鉄線がお腹に刺さるが、無視して撮影を続行だ。

果敢にコーナーを攻める若ちゃん

そしてヘアピンコーナー前のスタンド最上段に陣取ったものの、順位も分からず途方にくれる管理人であった・・・


という訳で、ここで順位の確認です。

現在トップはゼッケン5番(写っていないが)、2位がゼッケン8番。
3位が74番の若ちゃん、若ちゃんの陰に隠れていて見えにくいけど、92番の選手が4位。
奥に見える9番の選手が5位で、その他は周回遅れです。

最近は陽が傾くのも早くなり、サーキットに西日が差し込んでいる。

今、15周を越えたところぐらいだろうか。ここからはコントロールタワーの表示が見えない。

ただ、残りの周回数は、そう多くはないはずだ。

このままでも表彰台だけど、あと一つでも順位を上げてほしい。

意図的に若ちゃんを右に寄せた構図にしたわけではなく、速すぎてうまく収められなかっただけなんだけど、
結果的にいい絵になった気がする。

うげぇっ。かなり露出オーバーだ・・・。




順位は変わらず。

トップのゼッケン5番とは少し離れたようだが、2位争いは熾烈になっている。

ゼッケン92番も着実に追いかけてきている。

ダンロップコーナーから向こうは、このスタンドから見ることができないが、10秒ぐらいだろうか、バックストレートに2台のマシンが見えてきた。

よっしゃぁ!


どうしたんだろう・・・

なにか起きたのかなあ?



捕らえた!確かに、ゼッケン8番を捕らえて2位に浮上した。

・・・はずなのだけど、次の瞬間。

あれれ? 失速・・・ した?

すいません。肝心な写真が思いっきりピンボケなり・・・


再び僕らの前に戻ってきたときは、ゼッケン92番が前に出ていた。

やっぱり何かあったのか・・・マシントラブルか?

でも、見たところ特に大きく遅れだした様子はない。

一瞬のうちに順位が変わってしまったようだ。

現在、ゼッケン5番 - 8番 - 92番 - 74番 の順番。



バックストレートを走る若ちゃん。元のスピードに戻ったかな。 (↓下に偏った写真になっちゃった。でもこれが限界)


残りはあと何周あるんだろう。

必死で追い上げる若ちゃん。残り周回数との戦いでもある。

ヘアピンからの立ち上がり  抜き返すことはできるのか?


TAIL to NOSE  猛追は続くが・・・



ゼッケン8番の選手と何か話しながら通過していく

ふっ、と静かになった。

いや、実際には爆音が続いているが、音量が下がった気がした。

「ゼッケン5番の選手が、今、チェッカーフラッグを受けました・・・」 
場内アナウンスが聞こえる。

決勝レース終了。上位の選手が減速して現れてきた。

「はあっ、終わったか・・・。」

でも、無事に完走。それも4位入賞だ。

お疲れ様でした・・・

しかし!

余韻に浸ってのんびりとしている訳にはいかない。

この後すぐ、メインスタンド前で表彰式が行われるのだ。

再び、カメラとバッグを持ってダッシュ。

バイクよりも速く走らないと間に合わないよー。

今日はよく走ったなあ。もう、汗びっしょり。



なんとか、表彰式に間に合った。

さっきまでとは打って変わって、にこやかな若ちゃんに戻っている。僕らもほっとして、心地よい疲労感を味わっている。




撮ったものの使い場所に困るこの手の写真


ふとみると、うつむいた姿がそこにあった。

やっぱり4位では満足していないのかな。

でも年間ランキングで1位を維持したわけだし、コンスタントに上位に入ることの難しさって、並大抵のことじゃないよね。

ホントすごいことだよ。

だから僕らもレースを見て感動するし、また応援に来ようと思うのだし。



「スタンドに向かってガッツポーズを・・・」

放送に促されて、こっちを向いた若ちゃん。 写真を撮りながら手を振る僕ら。

あ、気がついた? 「おつかれさまー!」


本当にお疲れ様でした。 次もいいレースを期待しています。


おしまい

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次回のレースは10月30日(土)です。今シーズンの最終戦。

みんなで応援に行きましょう!

レース後の情景や感想などの「あとがき」をアップする予定です・・・が、出張のため、数日後になります。






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