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前回までのあらすじ・・・
パドックの上で写真を撮ったあと、タイヤサービス・ブースの横から第1ヘアピンを撮影。
そこではフェンス上の有刺鉄線がお腹に刺さるが、無視して撮影を続行だ。
果敢にコーナーを攻める若ちゃん |
そしてヘアピンコーナー前のスタンド最上段に陣取ったものの、順位も分からず途方にくれる管理人であった・・・
という訳で、ここで順位の確認です。
現在トップはゼッケン5番(写っていないが)、2位がゼッケン8番。 3位が74番の若ちゃん、若ちゃんの陰に隠れていて見えにくいけど、92番の選手が4位。 奥に見える9番の選手が5位で、その他は周回遅れです。 |
最近は陽が傾くのも早くなり、サーキットに西日が差し込んでいる。
今、15周を越えたところぐらいだろうか。ここからはコントロールタワーの表示が見えない。
ただ、残りの周回数は、そう多くはないはずだ。
このままでも表彰台だけど、あと一つでも順位を上げてほしい。
意図的に若ちゃんを右に寄せた構図にしたわけではなく、速すぎてうまく収められなかっただけなんだけど、 結果的にいい絵になった気がする。 |
うげぇっ。かなり露出オーバーだ・・・。 |
トップのゼッケン5番とは少し離れたようだが、2位争いは熾烈になっている。 ゼッケン92番も着実に追いかけてきている。 ダンロップコーナーから向こうは、このスタンドから見ることができないが、10秒ぐらいだろうか、バックストレートに2台のマシンが見えてきた。 |
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よっしゃぁ! | ||
どうしたんだろう・・・ なにか起きたのかなあ? |
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捕らえた!確かに、ゼッケン8番を捕らえて2位に浮上した。 ・・・はずなのだけど、次の瞬間。 あれれ? 失速・・・ した? |
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すいません。肝心な写真が思いっきりピンボケなり・・・ | ||
再び僕らの前に戻ってきたときは、ゼッケン92番が前に出ていた。 やっぱり何かあったのか・・・マシントラブルか? でも、見たところ特に大きく遅れだした様子はない。 一瞬のうちに順位が変わってしまったようだ。現在、ゼッケン5番 - 8番 - 92番 - 74番 の順番。 |
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バックストレートを走る若ちゃん。元のスピードに戻ったかな。 (↓下に偏った写真になっちゃった。でもこれが限界) |
残りはあと何周あるんだろう。 必死で追い上げる若ちゃん。残り周回数との戦いでもある。 |
ヘアピンからの立ち上がり 抜き返すことはできるのか? |
TAIL to NOSE 猛追は続くが・・・ |
ゼッケン8番の選手と何か話しながら通過していく | |
ふっ、と静かになった。
いや、実際には爆音が続いているが、音量が下がった気がした。
「ゼッケン5番の選手が、今、チェッカーフラッグを受けました・・・」
場内アナウンスが聞こえる。
決勝レース終了。上位の選手が減速して現れてきた。
「はあっ、終わったか・・・。」
でも、無事に完走。それも4位入賞だ。
お疲れ様でした・・・
しかし!
余韻に浸ってのんびりとしている訳にはいかない。
この後すぐ、メインスタンド前で表彰式が行われるのだ。
再び、カメラとバッグを持ってダッシュ。
バイクよりも速く走らないと間に合わないよー。
今日はよく走ったなあ。もう、汗びっしょり。
なんとか、表彰式に間に合った。
さっきまでとは打って変わって、にこやかな若ちゃんに戻っている。僕らもほっとして、心地よい疲労感を味わっている。
撮ったものの使い場所に困るこの手の写真 |
ふとみると、うつむいた姿がそこにあった。
やっぱり4位では満足していないのかな。
でも年間ランキングで1位を維持したわけだし、コンスタントに上位に入ることの難しさって、並大抵のことじゃないよね。
ホントすごいことだよ。
だから僕らもレースを見て感動するし、また応援に来ようと思うのだし。
「スタンドに向かってガッツポーズを・・・」
放送に促されて、こっちを向いた若ちゃん。 写真を撮りながら手を振る僕ら。
あ、気がついた? 「おつかれさまー!」
本当にお疲れ様でした。 次もいいレースを期待しています。
おしまい
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次回のレースは10月30日(土)です。今シーズンの最終戦。
みんなで応援に行きましょう!
レース後の情景や感想などの「あとがき」をアップする予定です・・・が、出張のため、数日後になります。
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