2004 筑波ロードレース選手権 シリーズ第5戦 spectator

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3:10PM  ピットレーンに、続々と選手が集まってきました。

スタート前で混雑するピットレーン 若ちゃんの目には静かな闘志が燃える

(写真:Macocoさん)

「頼むぞ・・・」 マシンに優しく語り掛ける

集中力を高めていく。

3:15PM  コース上に各選手が集まりました。

それぞれのチームがそれぞれのマシンの準備に余念がない。

あと数分もすれば、決勝レースがスタートするのだ。



コントロールタワーから、選手の紹介が流れてくる。

「ゼッケン74番 若松選手・・・」

若ちゃんが紹介されると、こちらも、やんややんやの喝采。

ホント、応援している選手が強いって、気持ち良いのだ。
ほらほら、僕ら関係者!すごいでしょ!知り合いなんだから!仲良しなんだから!

と、調子に乗って周りの人に自慢したくなる。押しかけの分際で、なんと、ずうずうしい連中でしょ。


ふふふ。ちょっといい感じ。 (←すんません、オヤジで)

声援に応える若ちゃん


よーし、いくぞ! 気合充実。  見ている僕らの手にも力が入る・・・

   スタートまであと1分。 あ〜、緊張する。足が震えてきた・・・。

立ちかたは、さすがに慣れたものです。
え?もっと大きい写真が良かった?

すたーと!

と、思ったら、フォーメーションラップ。 おいおい、落ち着けよ、もう。 応援団が舞い上がっててどうする。

再び、スターティング・グリッドに戻ってきた。

予選3位は、ポールポジションではないものの、Front Rowはキープしている。十分にトップを狙える位置なのだ。


エンジンの音がひときわ高くなる。今度こそ、本当に

START!
(写真:Macocoさん)

ついに決勝レースが始まった。

ホームストレートの撮影では2人とも撃沈・・・
(写真:Macocoさん)

カメラを構え、若ちゃんを追うが、頭の中は真っ白。

ダメだ。手が震えるし、なにせ速すぎる。

ホームストレートで追いかける・・・速すぎて、ピントをあわせられない。

などと、ジタバタしているうちに、オープニングラップを終えて、次々に帰ってくる。

なにせ、1分で1周してしまうのだ。

1コーナーを過ぎたパドックの向こう側、フェンスの向こうを疾走する若ちゃんを発見。

のんびりしている暇はない。もう、手ブレはやむなしだ。三脚からカメラを外して、手持ちで追いかけよう。

疾走する若ちゃん。 う〜ん、フェンスが邪魔だ。 何か起きたのか?

イエローフラッグが振られている。転倒でもあったのか?

どうやらゼッケン13番の選手に何かあったらしい。予選2位の選手だ。本当にレースは何が起こるかわからない。

若ちゃんには頑張ってもらいたいけど、転倒だけはしないでね。

と考えている間にも周回は進む。

やっぱりフェンスが邪魔だ。 「あっちに行きますよ!」 と、撮影場所を変更。

三脚を放置して、カメラとバッグを抱えてダッシュ。

ひとまず、タイヤサービスのブースの横を陣取り、フェンスの上からレンズを向ける。

すると、ゼッケン8番の選手とのバトルが続いている。

第1ヘアピンでゼッケン8番を追いかける若ちゃん。 予選では転倒した場所だ・・・


後続の選手も多い。かなり混戦模様だ。

フェンスの上から身を乗り出してカメラを構えていると、

痛っ! なんか、お腹がチクチクすると思ったら、フェンスの上には有刺鉄線が張られていた。

なんてことに構っている場合ではない。周回は進んでいく。

再びダッシュして、ヘアピンカーブ前のスタンドに移動。

カメラを持った人が増えているなあ。しかも、小さい脚立や、箱を踏み台にしてフェンスの上から撮影している。

あ〜、なるほど。これならフェンスが写りこまない。

そういう手があったわけね。ちょっと感心・・・してる場合じゃない。

フェンスがかぶらない場所を探さなくちゃ。

スタンドの最上段に駆け上り、「お〜し、ここに腰を据えるぞー」

そんな間にも、若ちゃんの激闘は続いている。

あれ、今何位だっけ?何週目だろう?

すっかり状況が把握できなくなっている。

ホントに舞い上がってしまっているなあ、今回。 気合が空回りか・・・


つづく・・・

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いよいよ最終回。近日公開!







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