page 1 2 3 4



全日本ロードレース選手権は、全国のサーキットを舞台に争われる国内最高峰のオートバイ・ロードレースシリーズである。
2005年シーズンは、4月3日の山口県MINEサーキットを皮切りに、第7戦の岡山国際まで、全国のサーキットを舞台に激戦が繰り広げられてきた。
そして、10月29、30日のツインリンクもてぎが、最終戦の第8戦である。

全日本ロードレース選手権の開催クラスは、排気量の大きい順に、JSB1000、ST600、GP250、GP125クラスとある。
第7戦の終了時点で、JSB1000、GP250、GP125の3クラスは、すでにシリーズチャンピオンが決まった。
しかしながら、ST600クラスは、出場台数が多いだけではなく、実力伯仲の激戦区であることもあり、チャンピオンの行方がこの最終戦の結果まで持ち越されている。
我々、大手町一眼レフ友の会が応援する
「天才ライダー若ちゃん」
こと若松選手が出場するのは、ST600クラスである。
この激戦の中に飛び込んでいくことになるのだ。

全日本だけにワークスチームが多数参戦している

(写真:Usakoh-san)



(写真:Yukiopapa-san)



(写真:Yukiopapa-san)

今回の全日本選手権が、大手町一眼レフ友の会の2005年度における活動の最終回。
3月にツインリンクもてぎで開催された東日本チャレンジカップの初戦が、今年度の我々の初戦でもあった。
2005年度は、茂木で始まり茂木で終わることになる。
さて、大手町一眼レフ友の会 東日本チャレンジカップ選手権シリーズ 若松選手応援プロジェクト レース撮影スペシャルユニット
(はあ、長い名前)のメンバー数も、3月のときと比べ3割増となり、その間、じゃぽんオープン(於 麹町じゃぽん亭)出場など、活動も多角化した。
今回は、特別会員としてまりぞーさんも加わり、さらなる拡大を図っているところである。
本観戦記では、以下総称して「撮影隊」と言います。

今日は4:30AMに東名川崎近くの管理人自宅を出発し、その後、幸男パパさん以外の3人を一人ずつピックアップして、朝8時過ぎに茂木の南ゲートに到着。
そして、そこでキャプテンさんから、入場招待券をいただく。
(遅刻して申し訳ございませんでした)
今日はまだ予選であるため、そんなに混雑しているわけではないが、それでも近い所の駐車場にはとめることができなかった。
指示に従って、かなり手前の駐車場に車を停めて、歩いてコースに向かう。
雨は降っていないものの、天気はパッとしない。
念のため、傘を持っていこう。

最初に向かったのは、茂木のメインスタンド。
サーキットには、うっすらとモヤがかかっており遠くの方が霞んでいる。
ここから見えるパドックも少しかすんで見える。
一応、カメラを構えてみたが、ここからコースまではかなり遠い。

忠男レーシングのピットが見える

さすがに標準レンズじゃ無理でしょう、うさ公さん。


(写真:Tsuchy-san)

今日は予選であり、時間もまだ9時前だから、メインスタンドと言っても空席が目立つ。
さあ、荷物をまとめたら地下道をくぐって、パドックに向かおう。
この時点では、撮影隊西新橋支部長の幸男パパさんと合流できていないが、かなり早くに到着されていたらしい。

前日まで出張続きなのに元気なツッチーさん

(写真:Usakoh-san)
道に迷って生きた心地のしなかった管理人

(写真:Tsuchy-san)
初観戦に厚着で身動き取れないまりぞーさん

(写真:Tsuchy-san)



このテントが若ちゃんと大羽選手のピット

(写真:Yukiopapa-san)
今日のゼッケンは86番

(写真:Yukiopapa-san)



(写真:Yukiopapa-san)



(写真:Yukiopapa-san)

若ちゃんたちのパドックがどこなのか聞いていないため、場所が分からない。
とりあえず忠男レーシングのガレージに行くと、國川選手がいたので聞いてみると、メディカルセンターの近くにテントを張って、そこにいるとのことだった。
早速行ってみよう。
いつもであれば、そこでおしゃべりしながら写真を撮りまくって予選の開始を待つのだが、今日は全日本選手権。
5月の筑波での全日本のときもそうだったが、普段の東日本チャレンジカップのときとは緊張感が違う。
あまり長居をして気を散らすようなことがあってもいけない。
今日はあくまでも応援団&観戦客に徹しよう。
早々に辞して、レース観戦に向かうことにした。
ちなみに、幸男パパさんは、すでにこのテントに来た後、130R〜S字コーナー方面へ向かってしまった後だった。
遅れた我々4名は、パドック上に向かった。

天気がはっきりしないのでタイヤの選択に悩む
念のため、ドライとウェットの両方を用意


(写真:Yukiopapa-san)






パドックから現れるのを待つ

(写真:Usakoh-san)




(写真:Tsuchy-san)

ST600クラスは出場台数が最も多いクラスである。
今日も全部で67台がエントリーしている。
そのため、予選はA組、B組に分かれて行われ、我らが若ちゃんは予選A組に出場する。
A組1回目の予選は9:15AMスタート予定。
現在の時刻は9:10AM。
間もなくすると、ピットレーンに姿を現すことだろう。
いつもは、パドックの番号が分かっているので、そこの上あたりで待つのだが、今日は良く分からない。
忠男レーシングのパドックから出てくるのかな?
でも、あそこには大崎選手のマシンが置いてあるから動かしにくいよな。
フェンスから身を乗り出して、遠くを探しながら、ゼッケン86番のマシンが出てくるのを待った。
ところが、以外にもすぐ真下から現れて、足早に(?)スタート地点に向かってしまった。
あれれ。
たしかに、あそこのテントからだと、ここが近いのか。


(写真:Tsuchy-san)


ST600クラス A組予選1回目のスタートだ。
念のため、撮影隊の位置取りの確認をすると、幸男パパさんが当初130R付近にいて、徐々にS字カーブに移動。
残る4名は全員パドックの上で、ヴィクトリーコーナーから最終コーナー、そしてメインストレートを望む場所にいる。

Victory Corner



Last Corner



Main Straight



130R Corner

(写真:Yukiopapa-san)


S Curve

(写真:Yukiopapa-san)


東日本チャレンジカップでは、我々の関心事は「若ちゃんがポールポジションを取るかどうか」である。
よほどのことがない限り、予選落ちなどということは心配すらしたことがない。
しかし、全日本はさすがにハイレベル。
予選の結果が気になるところだ。
しかし、電光掲示板に表示される上位20位までには86番のゼッケンが出てこない。
予選通過ラインは40位。
A組では、その半分の20位以内には入りたいところだ。
タイムが伸びてこないのだろうか。
現在どの程度のタイムなのか分からないのがもどかしい。
ところが、そうしているうちに赤旗中断となってしまった。






若ちゃんには関係のない場所で転倒があったようだ。
いったん、ピットレーンに帰ってきた。
この中断によって、気持ちを切り替えて、再び好タイムを狙ってほしい。
コース整備のために数分の時間がかかったが、速やかに予選が再開された。
残り時間は4分。
1周約2分の茂木では、2周しかできない。
しかも、実質的にタイムアタックは1回しかできないだろう。
予選1回目は厳しそうだ。
チームの皆さんも、なんとなく元気がなく見える・・・


(写真:Usakoh-san)


(写真:Usakoh-san)

(写真:Usakoh-san)

「なんとかして、本来の調子を取り戻してほしい」
そう祈りながら、予選1回目の残り4分を見守った。


To be continued page 1 2 3 4




Copyright © 2005 H.Kawada All Rights Reserved