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ST600の、15分間の予選が終わった。結局、若ちゃんの姿は見えないままだった。

自転車に乗ってパドックに戻ってくると、第6コーナーを見渡せるところにTakaさんとYuki-chanさんの姿が見えた。

話をすると、若ちゃんはやはり転倒してしまったらしい。

それも、1周目の第1コーナーのことだそうだ。

コースの方に目を向けると、ちょうど若ちゃんとマシンを、赤いレッカー車が運んでくるところだった。

うつむいたままの若ちゃん・・・



レッカー車がパドックに着いた。
Takaさんが手伝ってバイクを下ろす。
どうやら、若ちゃんに怪我はなさそうだ。
とりあえず、一安心。ほっと胸をなでおろす。
マシンの方も、ぱっと見た感じでは、さほど大きな傷もついてないようだ。
ライダー、バイクともにダメージが少ないようであれば、決勝への期待がつながる。
どうなんだろう。
こういうときって、話しかけにくくて・・・


(写真:Yukiopapa-san)

(写真:Yukiopapa-san)




(写真:Yukiopapa-san)




(写真:Yukiopapa-san)


意を決して、取材を敢行。 「お疲れ様でした。 大丈夫ですか?」
「いやあ、1コーナーでコケちゃいました。まったくのミスです。」
このあと、念のため医務室に行って検査してもらうとのことだった。
若ちゃんが痛そうなそぶりを見せなかったので、このときは気がつかなかったが、実は右手をかなりひどくぶつけていたらしい。
そんなこととは知らず、能天気に話しかけててスイマセンでした。



いったん、ガレージに引き上げよう



ガレージに戻ると、若ちゃんと國川選手がいた。
國川選手は、この予選でトップだった。前回の筑波に続いてポールポジションをゲット。


(写真:Yukiopapa-san)


若ちゃんの予選の結果はどうなるのだろう。
1周目の1コーナーだから。タイム計測ができていないのだ。
ひょっとすると、予選不走行ということで棄権扱いになるかもしれないそうだ。
最後尾であっても、決勝レースにさえ出られれば、追い上げるチャンスはいくらでもある。
予選の結果の扱いが気になるところだ。
その一方で、バイクのダメージはどうなんだろう。
そして、一番大事な、体の調子はどうだろう。怪我は大丈夫なのか・・・





結局、怪我の具合やマシンの状態を考えて、決勝には出ないことになった。
我々撮影隊にとっても非常に残念なことであるが、ここで無理をしても始まらない。
今日はまだ第4戦だ。東日本チャレンジカップは全部で9戦で行われる。
今後、まだまだ挽回のチャンスがあるのだ。


まずは早くケガを治して、万全の体調で次のレースに臨んでくれることを願っています。
それは、撮影隊一同の願いのみならず、この観戦記を読んでくれている人みんなの願いでもあります。

次のもてぎ戦、頑張ってください。また、応援に行きます。

今日はお疲れ様でした。




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おしまい。


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