TSUKUBA CIRCUIT

2004 筑波ロードレース選手権 シリーズ第3戦    spectator

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GP250クラスのレースが終わり、メインスタンド前では表彰式が行われている。いよいよ次はST600クラスの決勝ラウンド。

パドックもにわかに慌しくなってきました。


パドック前で最終のマシンチェック。いよいよ本戦のスタートだ。

あと10分もすると、レースが始まる。

観戦する僕らもまた、ものすごく緊張するのです。自分が走るわけではないのに、このドキドキはなんだろう。
のどが渇くし、トイレにも行きたくなるし・・・いやあ、落ち着かない。

コース上には各選手が揃い、スタートの合図を待っている。

直前までウォーマーでタイヤを暖めたり、準備に余念がない。

雨は本降りになってきて、傘やレインコート姿が目立ちます。

RQのお姉さんもレインコート。アップじゃないけど、おみ足は見えますね。
H田くんやK岡さんには、ご満足いただけないだろうけど・・・

コントロールタワーのスピーカーから、選手の紹介が始まりました。

ポールポジションの若ちゃんは、当然、一番目にアナウンス。

スタンドで観戦する我々も、大きな拍手を送ります。

「予選トップの選手を応援してるんだぞ。知り合いなんだぞ」

他の観客に対して、何かこう優越感みたいなものを感じながら、ちょっと鼻が高い気分を味わっちゃった。

応援する選手が強いって、いいものだね。
 
両手を挙げて声援に応える若ちゃん

選手以外はコースから去り、いよいよ決勝レースの始まり。

フォーメーションラップを終えて、スターティンググリッドに各選手が戻ってきます。

ST600クラスは、参加選手の数が多いため、自分のポジションを間違える選手も散見されました。

場内放送で間違いを指摘されると、何人かの選手は後ろを振り返り「誰だよ、間違えてる奴は」という感じだけど、さすがに若ちゃんは落ち着いたもの。

視線を一点にすえて、神経を集中させています。

シグナルが青になり、決勝レーススタート!

1週して最初に帰ってきたのは、やっぱり若ちゃん。
オープニングラップをとりました。

一方、天気はというと、ますます空は暗くなり、雨も強い。
やはり、スリップしやすくなるから転倒しやすくなる。

勝ってほしいけど、無理しないでほしいし・・・

雨天コールドゲームで、今の順位で終了ってならんかな。
寿

順調にラップを重ねていく若ちゃん。

しかし、後ろからナンバー69のマシンがひたひたと近づいてくる。

まだ十分にリードしているけれども、少しずつタイム差が小さくなってきているようだ。

優勝争いは、この2台に絞られてきた・・・
う〜ん。

かなり迫ってきたなあ。

何とか最後までこのまま行ってほしいと願いながら、レースの行方を見守ります。
ホームストレートから第1コーナーへの飛び込み。ブレーキング競争で69番に競り勝つ若ちゃん。

追われる立場って精神的にもつらいんだろうなあ。

あまり後ろを気にしすぎてハンドリングを間違わないように、と祈りながら応援を続ける僕らでした。


つづく・・・

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続きは、明日(6/21)更新予定です。ついに最終回!


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