2010年7月27日(火) 東北旅行-3 八幡平〜小岩井農場

東北旅行の3日目です。
今日はあまり天気に恵まれず、山の上の方には行けませんでした。
でも、眺めのいい場所はたくさんあり、雄大な景色を満喫しました。

(写真はEOS40D+EF70-200mm F4L IS USM、EF-S17-55mm F2.8 IS USM)


八幡平アスピーテラインからの眺めです

EOS40D+EF-S17-55mm f/2.8 IS USM  F8 Auto +1/3EV



ホテルの部屋のベランダで

2泊目の宿は、八幡平温泉の「八幡平ハイツ」
ハイツというと、ちょっと古めかしいアパートみたいなものを思い浮かべてしまうけれど、意外と大きなホテル。
その昔、昭和天皇や当時の皇太子殿下もお泊りになったらしく、伝統のあるホテルのようだ。
とは言え、そんなに料金も高くないし、まずまず良い宿だった。



大きいホテルならではの、浴衣をきて中庭を散策するのが、なかなか気持ちよかったー。
さて、玄関の前で記念写真を撮って、本日の観光に出発・・・のはずだったのが、突然雨が降ってきた。
それでも、青空の見えている箇所のあるし、通り雨かな。山の天気は変わりやすいので、気をつけないとな。



源太岩

八幡平山頂に向かう高原ドライブルートが八幡平アスピーテラインだ。
昔は有料道路だったらしいが、現在は無料開放されている。
春先には雪の回廊ができるほどの積雪がある。それぐらい標高も高い、山の一部ということなのだ。
ホテルを出て、八幡平アスピーテラインを走っていると、結構な勾配の上り坂が続いている。
山のふもとでは青空が見えていたのに、山道を登っていくほどに、だんだんと怪しげな天気になってきた。


風が強いよ〜

源太岩展望台というところに着いた頃には、小雨も降るし、強風が吹きつけるし、大荒れと言っていい天気になってきた。
この展望台は標高1259mの地点なので、気温も低く、かなり肌寒い。
天気がよければ、岩手山の雄大な姿を眺められる、絶好の展望ポイントになるはずだった。
しかし、岩手山は雲の向こうに隠れてしまい、麓の稜線しか見えない。
これから向かう八幡平山頂の方も雲に覆われていて、いかにも視界が悪そうだ。
なんとなく不安になりながらも、天気の回復を期待して先に進んだ。


今回の旅のお供は マツダ デミオ

源太岩から数分走ったところから、下を見やると沼が見える。
いくつかの沼が点在していて、それぞれ名前もついているらしい。
ただ、天気がさらに悪くなってきて、視界がかなり悪い。沼も見えにくいし、そちらに気をとられていると、車の運転も危なくなってしまう。
ときどき車を停めて観光をしながら先に進んでいくが、ほとんど何も見えないほど霧が濃くなってきた。
このまま山頂に向かっていいものか?というか無事に着けるのか?
慎重に運転して頂上の駐車場についた頃には、視界数メートルという濃霧の中。観光だの写真だの言っている場合ではなく、帰れなくなる前に直ちに下山することとした。




たぶん、熊沼だと思う



山頂はもっと濃霧。写真を撮れないほど・・・



すっかり良い天気

せっかくここまで来たのだから、という気持ちはあったけれども、天候の回復を待つなんてこと、まったく期待できないほどの霧だった。
当然、山頂の遊歩道を歩くことも無理だし、雨が強くなったら運転も危険だし、これはすぐに帰るしかない、と今来た道を引き返した。
ところが、ドンドンと下っていくうちに、天気がよくなってきた。
いや、山頂は霧がかかっているが、麓はもともと天気がよかったのかもしれない。
夏らしい青空に白い雲。とても綺麗な景色が見えてきた。
ひょっとしたら、今頃は山頂も晴れてるかな?という未練が残るものの、これ以上ここで時間を食うと旅行計画が狂ってしまう。
このままあきらめて、次の場所に向かうこととした。





いい眺めだね
大沼





完全に雲に隠れてしまった岩手山

東北自動車道にもどり、高速道路を使って盛岡インターまで向かう。
次の目的地は、小岩井農場だ。
その前に、岩手山SAでちょっと休憩。



まきば園の入り口

東北自動車道の盛岡I.C.をおりて、盛岡市と反対の方向にすすむ。
そこから岩手山に向かって走っていくと、小岩井農場まきば園はある。
インターチェンジからは30分もかからないぐらいの距離だ。




D51


首都圏では、マザー牧場というのが千葉県にあって、我が家でもときどき行くのだが、そこと似たようなものだろうか。
でも、非常に有名な農場だから、ぜひ行っておきたいというのがママさんのリクエスト。
それに、今は季節ではないけれど、「小岩井農場の一本桜」という、超有名な撮影スポットもある。
東北旅行における重要スポットのひとつのようだ。
動物たちとふれあうことができるし、シープ&ドッグショーなどもある。
いや、本来ならある。
ちょうどこの頃は、宮崎県で口蹄疫が蔓延している頃であり、念のためということで動物と接触するようなイベントはすべて中止となっていた。
残念ではあるけれど、ぶらぶら散歩するだけでも良さそうな場所だ。
さっそく、中に入っていこう。



お待ちかねのソフトクリームです



園内に入ってすぐのところに、ソフトクリーム売り場があった。
こういうところに来て、これを食べずにはすまされない。まずはソフトクリームを食べてから園内を見て回ることにした。
うん。やっぱりおいしいね。




園内は、広い草原がメインだけれども、お花畑や子供のための遊具のある広場がある。
大人であるパパたちは、大自然の景色を眺めているだけでも十分に満足できるけれど、子供である優ちゃんは、はっきり言ってそろそろ飽きてきた頃だ。
ブランコなんてどこにでもあるだろう、とは思うけれど、ここでしばらく遊んでいたほうが良さそうだ。





遊びの広場
やっぱりブランコ楽しいー












優奈にとっては、やはりこういうところで遊んでいる方が楽しいらしい。
園内の他の所に行こうよと言っても、
「ここがいい。ここで遊びたい〜」
といって動かない。
基本的に大人プランの今回の旅行なので、少しぐらい遊ばせてあげてガス抜きしとかないといけないかな。
しばらく遊んでいると、ポツポツ降ってきた。
と思う間もなく、ザーザー降りになってきた。
傘なんか持ってないよ。建物の中に逃げろ〜






小川が流れてるよ




かわず池

雨による中断により、広場での遊びも、とりあえず一区切りついた優ちゃんを連れて、ようやく園内散策。
じゃぶじゃぶ池やかわず池など、水辺エリアに行ってみた。
もう少し早い時期だと、ホタルがいるらしい。
もっとも、昼間には見れないから季節があっても、夜までいなくちゃいけないけど。

じゃぶじゃぶ池






山麓館

もっと奥の方まで散策したかったのだけど、遊具で遊びすぎた優ちゃんは、そろそろお疲れモード。
ここに来てからもうすぐ2時間になるし、疲れるのももっともだ。
お土産を買ったら、今日の宿に向かおうか。
山麓館という名の売店に行き、色々なお菓子などを物色。





木製のトラクター





マドレーヌおいしそう。バター飴は特売やってる。
ママさんがお買い物スイッチが入ったので、一旦外に出て、付近を散策。
もっと時間があれば、いろいろ回って楽しむことができただろうけど、なかなか旅行計画通りには進まないものだなあ。
さて、そろそろここを出発しなきゃ。



小岩井農場の一本桜 真ん中に岩手山があるハズ

さて、今日の宿は花巻温泉。ここからまだ1時間以上かかる。
あまりノンビリはしていられないな。
でも、小岩井農場に来たからには、どうしても行っておきたい場所がある。
それは、小岩井農場の一本桜と呼ばれる場所。
まきば園からは2kmほど離れたところにある。
ゴールデンウィークの頃で、晴れていれば、雪をまとった岩手山を背景にした一本桜が見えるはずだ。
でも、残念ながら、今は夏だし、厚い雲に覆われて山の姿は見えない。
この時期だと、はっきり行って何の変哲もない景色。でも、こういうところなんだなあ、ということが分かっただけでも良かったかな。
また雨が降ってきた。と思ったら、日が差してきた。
山の天気は変わりやすい。







岩手山は雲に隠れたままでした

小岩井農場は、
創業者である
野さん、崎さん、上さんの
それぞれの頭文字をとったものだそうだ。

てっきり小岩井さんの農場だと思っていた。

それにしても、今日は全般的に天気がいまひとつ。

明日は晴れるといいな。

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