2010年7月26日(月) 東北旅行-2 奥入瀬〜十和田湖

東北旅行の2日目の続編です。
奥入瀬渓流を抜けて、十和田湖観光。思っていたよりも大きな湖でした。

(写真はEOS40D+EF70-200mm F4L IS USM、EF-S17-55mm F2.8 IS USM)


怪しい者ではありません

EOS40D+EF-S17-55mm f/2.8 IS USM  F8 Auto +1/3EV




十和田湖畔の桟橋

奥入瀬渓流に沿って道を進んでいくと、奥入瀬川の源流である十和田湖にたどり着く。
十和田湖は、青森県と秋田県にまたがる湖。
県境が十和田湖の中であいまいになっていたが、2008年8月に青森県6:秋田県4の割合で県境を確定することで関係団体が合意した。なんと、1871年の廃藩置県以来、137年目での決着ということらしい。
日本の湖の中では面積で12位、深さでは田沢湖、支笏湖についで3位の深さがある。
晴れているとコバルトブルーの綺麗な水の色となるらしい。



これに乗るんだよ

十和田湖には「休屋」と「子ノ口」という2つの港がある。
奥入瀬渓流から十和田湖の南側を通って、休屋の港まで来た。ここから、十和田湖遊覧船に乗って観光する予定だ。

三階建ての第六十和田丸



最も小型タイプの第一観光丸

3階建ての豪華客船風な船が停泊しているので、これに乗るのかな?と思ったら、その反対側にとまっていた小型船のほうだった。
出発時刻によって船の型が異なるようで、たまたまこの時間は小さい船なのだった。
ちょっと残念な気もしたけれど、気を取り直していこう。
遊覧船は、休屋から子の口まで向かう片道コースと、休屋から中湖を巡って再び休屋に戻る往復コースの2つがある。
片道コースだと、文字通り行ったっきりになってしまい、戻ってくるのがタイヘンなので、往復コースに乗ることにした。








兜島 鎧島



柱状節理の六方岩 柱状節理の六方岩

出発して間もなく見えるのが、「兜島」と「鎧島」の2つの島。
それぞれ、兜と鎧の形に似ているから、ということだけど、どの島も概ね似たような形をしていると思える。
湖岸側に目をやると、柱状節理の岸壁が見える。
島にも崖にも松ノ木が生い茂っている。
丈夫な木なのだと思いがちだけれど、他の樹木が生えているところでは駆逐されてしまうために、このような厳しい環境に逃げてきたのだという説もあるらしい。
必ずしも強いのではなく、敵のいない場所で細々と生き延びているのかもしれない。






海と違って大きな波がないので、船は静かに進んでいく。
デッキに出て景色を見たり、風に吹かれたり。
午前中のような青空だと、もっと気持ち良かったんだろうけど、残念なことに今は曇りがちだ。
晴れていればコバルトブルーの水の色になるらしいのだが。
透明感のある水であることは分かるけれど、日差しがないと、なんとなく重たく見える。





2階のデッキにいまーす



烏帽子岩

二つの半島に挟まれた中湖(なかのうみ)は十和田湖の最深部。
天気が悪いといっても、水は碧く、底の深さを感じさせる。



魚は見えないね 五色岩 鉄分が錆びて赤く見える




1時間弱の遊覧を終えて元の港に帰ってきた。
ママと優ちゃんは、お土産を買うために売店に行くというので、パパ一人で湖畔を少しお散歩。







高村光太郎作 乙女の像



十和田湖といえば、あの有名な乙女の像を見ておかなくては。
遊覧船の発着場からは、歩いて10分ほどと、少し離れた場所にあるが、遊歩道が整備されているので湖を眺めながらノンビリ歩いていこう。
乙女の像は、彫刻家の高村光太郎が製作したもので、光太郎の妻、智恵子がモデルだといわれる。
高村光太郎は、「道程」、「智恵子抄」などの詩集が有名で、教科書にも載ったりしているので、詩人としての方が有名になっているが、彫刻家の高村光雲を父に持ち、本人も東京芸大の彫刻科で学んだのだそうだ。
昭和28年に建立され、いまや十和田湖のシンボルとまで言えるほど有名になった。
僕も、中学校の修学旅行で見て以来、四半世紀ぶりに実物を見ることができました。

乙女の像から少し奥に入ったところに十和田神社がある。
うっそうと茂る林の中に、ひっそりとたたずんでおり、とても厳かな感じ。というより、ちょっと怖い・・・
外からチラ見するだけで帰ってきました。





時刻は午後の2時半になった。
今日の宿は八幡平温泉郷なので、ここからだと車を飛ばしても2時間近くかかる。
そろそろ十和田湖の観光も終わりだな。でもその前に、湖を見渡せる展望台に行っておきたいので車に乗って瞰湖台という展望台に行った。
ここは、湖の最深部である中湖の真上に位置している。
この展望台には他に人もおらず、とても静かな場所でボーっとするにはいいのだけど、残念ながら時間がない。先を急ごう。





トンボが指に止まりました
瞰湖台からの眺め



発荷峠から見る十和田湖




発荷峠 第二展望台からの眺め

十和田湖を離れ、東北自動車道の十和田I.C.に行く途中、発荷峠展望台というところがある。
ここは、数ある展望台の中でも、もっとも景色のいい展望台といわれているらしい。
休憩したいほど長く運転したわけではないけれど、せっかくなのでちょっと立ち寄り。



先に階段を下りてるよ

発荷峠は第一、第二展望台に分かれている。
階段をのぼって上に行ったところにあるのが第二展望台だ。
ママさんはきつい運動はできないので、パパと優奈だけ。
確かに眺めは良くなるが、虫がいっぱい。
逃げるようにして下りて行きました。


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