2007年9月8日(土) 箱根の温泉旅行

前回の温泉旅行は7月で、台風4号が接近中。
さて今回は、台風9号が通過した直後の箱根に行ってきました。
直撃は避けられたものの、大雨の影響はあちこちに。どうも、台風と縁があるなあ・・・


(写真はEOS20D+EF70-200mm F4L IS USM、EF-S17-55mm F2.8 IS USM)



箱根でも、富良野メロンなの



EOS20D+EF70-200mm F4L IS USM F5.0 Auto






台風9号「FITOW」の進路

台風9号は、9月6日(木曜日)の夜、伊豆半島に向けてまっすぐ北上していました。
上陸の直前になっても勢力が衰えず、速度も依然として遅く、長時間の風雨に警戒が必要との予報でした。
この日はプチ打ち上げに行こうかという話もあったのだけど、この予報を聞いては、ちょっと飲みに行く勇気も減退です。
旅行前日である9月7日(金曜日)午前2時前に神奈川県小田原市付近に上陸。
場所によっては最大瞬間風速として40m/sから50m/sの値が記録されたそうです。
このように、台風が接近し、通過していった関東地方ではあるものの・・・




快晴です。



8月中は何かと忙しくて夏休みがとれず、9月になって少し落ち着いたので、休みを取って
箱根に温泉旅行。
そうはいっても、土曜日から日曜日かけての旅行なので、休みでなくてもいけるのだけど。
要するに、優奈が、8月の前半は北海道で、後半は大阪で過ごしていたため、家族が
そろう日が9月までなかったというわけです。
ところが、前回の旅行に引き続き、今回も台風が接近。
台風9号で別名FITOW(フィートゥ)というらしいが、とにかく強い勢力を保ったままゆっくりと日本を縦断していったため、各地に大雨の被害を残していくことになった。
とりあえず、前日のうちに台風は通過していったので、出発当日の朝は、台風一過の青空が広がった。
気温も一気に上がり、朝から30℃に迫る勢いだ。

早くも混雑している海老名SA
車中にて






箱根に行くなら、普通は東名高速から小田原厚木道路(オダアツ)を通っていけば近い。
だけど、7月の旅行のときには台風のせいで通行止め。
今回は通行止めの情報はなかったけど、西湘バイパスの方は通行止めの話があったので、向かうだけ向かって通行止めもかなわんなと思い、そのまま東名を走って御殿場から箱根に登ろうと思ったのだった。
ところが、むしろこれが失敗。
富士スピードウェイに向かうときは、御殿場ICからR.138を山中湖方面に向かうけれど、今回は138号線を反対に向かって乙女峠を越えて仙石原に出る予定だったのが、138号線が通行止めだったのだ。
やむなく御殿場ICまで引き返したものの、東京方面に戻って小田原に行くのも何か気分的に乗らない。
そこで、さらに西に向かって三島から国道1号線を登ることにした。
まあ、ノンビリ旅行だから、慌てることはないのだ。

ちんたら走り、三島駅を過ぎてもうすぐ国道1号線というところで大きな神社を見つけた。
せっかくなので寄ってみよう。

三嶋大社


神社のHPによると、御創建の時は不明だが、古くより三島の地に御鎮座し、奈良・平安時代の古書にも記録が残るとのこと。
三嶋神は東海随一の神格と考えられ、平安時代中期「延喜の制」では、名神大に列格されているそうだが、このことのすごさが良く分からない。
社名・神名の「三嶋」が地名となった、というのは、すごいことだと単純に分かるのだけど・・・。


カメの甲羅干し



中世以降、武士の崇敬をあつめた神社らしい。
伊豆に流された源頼朝が深く崇敬し、源氏再興を祈願したそうだ。
神助を得てこれが成功するや、社領神宝を寄せ益々崇敬することとなったようです。
この神宝の中でも、頼朝の妻、北条政子の奉納と伝えられる 国宝「梅蒔絵手箱 及び 内容品 一具」は、当時の最高技術らしい。










手水で手を清めてから、お参りをしよう。
お昼近い時間なので、気温は30℃を超えているだろう。
このあたりは、富士山からの伏流水の綺麗な湧き水で有名な地域だから、水が冷たくて気持ちいい。

ひしゃくがいっぱいあるので、どれを使うか迷ってしまうよ


三嶋大社の金木犀



昭和9年5月1日、文部省告示第181号により、文部大臣から国の天然記念物の指定を受けた金木犀の大木。
学名は薄黄木犀(うすきもくせい)。
薄い黄色の花をつけ、甘い芳香が特徴。
樹齢は1200年を越えると推定される巨木で、現在もっとも古く、かつ大きなモクセイとして知られているそうだ。
円形に広がり、地面に届くほど垂れている枝先がこの木の生きた歳月の長さを物語っている。
季節はちょっと早かったけど、微かにモクセイの香りが漂っていた。
う〜ん、いい香り!
さて、お参りしよっと。




パンパンっ。 深〜く、礼。


お決まりの記念写真

本当は芦ノ湖まで直行する予定だったのだけど、通行止めなどの紆余曲折もあったせいで、もうすぐ12時になる。
暑いしお腹もすいたから、そろそろ箱根に向かって出発しよう。

水遊びが気持ちいいよ









国道1号線に入り、箱根を目指して坂道を登っていく。
特に台風の影響もなかったようで、通行止めなどもないようだ。
芦ノ湖を見下ろせる場所まで来たので、道の駅に入ってちょっと休憩しよう。








これが絹引きうどん

芦ノ湖の湖畔に到着。
とりあえず、お蕎麦屋さんに入って、腹ごしらえと、この後の行動を考える。
お蕎麦を食べた、と言いながら、正確には「お蕎麦のようなうどん」を食べたのだ。
これは、「絹引うどん」というもので、口上には「箱根山の名水と三島の黒牛蒡の汁を混ぜ合せ、焼炭であくを抜き、粉と混ぜ合せ練り上げ胡麻風味に仕上げた絹のような細いうどん」と書いてある。
適当に入った店だけど、なかなか美味だった。

優ちゃんは関所の番人に捕まっています


足軽番所



京口御門



うどんなどを食べながら検討した結果、せっかくなので、芦ノ湖遊覧船に乗っていこうかということに。
車で移動して、乗船場に向かおうとするが、近いところは駐車場がいっぱいでは入れない。
そこで、少し離れているけれど、恩賜箱根公園の駐車場に車を停めて、箱根の関所を越えて船着場へ行くことにした。
このときは、単に大きな駐車場があってよかったな、と思っただけだったけど、この公園はとても眺めのよい公園らしい。
もっと散策すればよかったかな。


海賊船フロンティア号



2007年3月に就航したばかりの海賊船ビクトリー号

それはともかく、箱根の関所を無事に通過して、遊覧船乗り場にきた。
優奈が7月のお泊り保育で箱根に来たときは「海賊船」に乗ったらしいけれど、その乗り場はさらに遠いので、普通の遊覧船に乗ることに。
海賊船の方が綺麗だし、豪華そうなんだけど。


富良野メロンソフト 300円なりー

遊覧船の乗船時刻まではまだ時間があるので、
時間をつぶそう。
と、さっそく、優ちゃんがソフトクリームの売り場を見つけた。
箱根と言えば・・・名産はなんだろう?
お茶とか、イチゴとか、静岡県の名産もあるだろうに、
ここでは「富良野メロン」ソフトが売っていた。
まあ、おいしければ何でもいいか。
メロンソフトを食べることにした。






食べ終わると、今度は動くパンダで遊びたいというので、古くて汚れた感いっぱいのパンダの乗り物で遊ぶことにした。
ただズリズリと動くだけの芸のない乗り物だけど、優ちゃんには結構ハマったらしい。
お金が切れて止まってからも中々離れようとしない。
遊覧船に乗るまではまだ時間があるし、他には誰も乗る人がいないので、しばらく遊ばせてもらおうか。









2匹のパンダにまたがってピラミッドでーす

これから遊覧船に乗ります・・・が、
海賊船の方が新しそうだし、綺麗だし、
あっちの方がよかったなあ、と思ったわけですが、
遊覧船 vs. 海賊船は、西武vs.小田急の
戦いでもあったそうです。
詳しくは次回!

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