2010年7月28日(水)-2 東北旅行-5 最終日

東北旅行の4日目から5泊目にかけて。

(写真はEOS40D+EF70-200mm F4L IS USM、EF-S17-55mm F2.8 IS USM、
SONY Cyber-shot DSC-W170)


雨が降ったりやんだり 山の天気は変わりやすい

SONY Cyber-shot DSC-W170  f/3.5 Auto ストロボ発行



雨で霞んでしまった

厳美渓を出て、向かう先は今日の宿泊地。
もう少し近いところで宿を予約するつもりだったのに、何かの気の迷いで宮城蔵王の温泉街のホテルをとってしまった。
Webで見てたら、なぜか急に行きたくなって、それに、もっと近いと思えてしまったのだ。
でも、現実には、やはりかなり遠い。
一関I.C.から仙台を超えてさらに先の宮城川崎インターまで116kmの距離。そこからさらに40分ほど走ったところに青根温泉というところがある。

天気がよければ、蔵王エコーラインという山岳ルートをドライブして、「御釜」を見学しようと思っていたのだが、まず時間が遅い。
厳美渓を出たのは午後2時ごろなのだが、蔵王エコーラインのスタート地点に着いたのは4時過ぎ。
ここから御釜のところまで距離そのものは10km弱だが、ずっと山道で、カーブともにかなりきつい道が続くので、少なくとも1時間はかかるだろう。
しかも日は差しているのに、雨が降ってきた。
残念だが、あまり山の上までは行けないだろう。しかし、せっかくなので、エコーラインを少しだけ走っていくことにした。
八幡平アスピーテラインといい、蔵王エコーラインといい、今回は山岳ドライブルートで天気に恵まれなかったのは、非常に心残りだ。
今回の旅行の最後の観光スポットとなったのが、蔵王エコーラインの「滝見台」というところ。
ここからは不動滝と三階の滝という二つの滝が見える。






三階の滝の一段目と二段目 三段目

ここには、ちょっとした駐車場があるのだが、そこに入っていく道が分かりにくい。
しかも、細くて狭い。
どうにか車を停めて滝見台の展望台に行くと、突然の大雨が降ってきた。
すっかり霞んでしまって見えにくくなったけれど、確かに遠くに滝が見える。
でも、このぐらい距離があると雨でなくともはっきりとは見にくいだろうなあ。
ところで、滝の説明の看板に書いてある「カニとウナギの壮絶な戦い」って何なんだろう・・・?

青根温泉の宿

カニとウナギの決闘物語!
昔々、蔵王山中の『三階の滝』には大カニが住んでいて、『不動滝』には大ウナギが住んでいました。
ある時大カニは自分の住み家が小さいのを不満に思い、大ウナギが住む不動滝を略奪しようと決闘を申し込みました。
しかし不動滝に住む大ウナギは、年老いていたので大ガニに勝てる自信がありません。そこで大ウナギは綺麗な女性に化けて、里に住む猟師に助けて貰うように依頼をしました。
快く請け負った猟師は、決闘の日時に女性に言われた場所に向かいましたが、到着するのが少し遅れてしまいました。
決闘の場所に着いて滝を見ると、川は真っ赤に染っていて、そこには大カニだけ居ました。
猟師は銃で大カニに狙いを定め、撃ちました。見事に大カニを仕留め、それ以来、大カニの姿を見ることはなくなったそうです。
ところが大ウナギは、猟師の到着が遅れたために、既に大カニのハサミで3つに切られて勝負に負けていました。
切り落とされた頭は青根に飛んで行き、胴体は峩々(がが)へ、尾は遠刈田(とおがった)に飛んで行きました。
その後、各パーツの頭は青根温泉(頭痛、眼病に効能がある)になり、胴体は峩々温泉(胃、腸、肝臓に効能がある)になり、尾は遠刈田温泉(神経痛、婦人病に効能がある)になりました。
そんな、青根温泉が今日の宿泊地です。
長い前フリでした。





優奈もベッドで寝ました。パパは床です・・・





今回の東北旅行最後の宿は、青根温泉の観山聴月というところ。
青根温泉は、開湯が1582年と歴史が古く、仙台伊達藩の殿様御用達の温泉であったらしい。
このホテルは、別邸が昨年12月にオープンしたばかりで、今日の部屋はその別邸。新しくてとても綺麗。
料理もすごくおいしかった。




夕食の献立の一部
朝焼けです




MAXやまびこ

4泊5日の東北旅行は無事終了。
帰りは、仙台でレンタカーを乗り捨て、新幹線で帰ってきました。
旅行の後半になるにつれ、写真が減ってきました。
天気が悪かったから、というのもあるけれど、やっぱり疲れた。
2泊3日ぐらいがちょうどいいのかな。
でも、また東北旅行に行きたいな。

おしまい。
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