2008年11月29日(土) 熱帯魚を飼うぞ〜

優奈が金魚すくいですくってきた金魚の世話をしているうちに、「熱帯魚飼育したい」スイッチが入ってしまいました。
以前、僕の実家のほうでは、たくさんの熱帯魚が飼われていたのだけど、小さいときの思い出が今頃よみがえってしまったか。
優ちゃんにも、生き物を育てることを学ぶ良い機会になれば良いな。

(写真はEOS40D+EF100mm F2.8 Macro USM、EF-S17-55mm F2.8 IS USM)



準備を手伝うよ〜


EOS40D+EF-S17-55mm f/2.8 IS USM F5.6 Auto







水槽のセットアップ 優奈がすくってきた金魚は、こんなに大きくなりました

熱帯魚の飼育には、それなりの設備が必要。まずは器材から一式そろえなくていけない。
水槽は当然のこと、大量の水が入った水槽は相当重いので、しっかりした設置台も必要だし、ろ過フィルター、ヒーターなどなど・・・
ついついこだわりたくなるB型の性で、お気に入りを探すと、近所のペットショップだけでは揃いきらない。
しかも、荷物が重くなる。
そんなときに便利なのが、やっぱり通販。器材から熱帯魚そのものまで何でも揃う。
水槽台やその他器材もまとめて注文、翌日配達。便利だねー
早速セットアップしよう。



水槽を洗う 水槽は、GEXのラピレス RV60

色々下調べをした上で、水槽は60cm水槽を注文。
まずは、水槽を良く洗う。
洗剤は残る可能性があるので、絶対に使用してはいけない。
水槽面をキズつけないよう、やわらかいスポンジで撫で洗い。


シンプルで美しいデザインのフレーム式曲げガラス水槽。
しかも安い。セール価格で2,499円なりー。




砂利を洗う

次に、水槽に敷く砂利を洗う。
一口に砂利と言っても、いろんな種類があって、石の大きさも違えば、機能を持った砂利(濾過砂利)とか、水草飼育に適したソイル(土)タイプもある。でも、今回はあまり難しく考えずに、単なる砂にした。

作業はお風呂場でやりました。
洗濯物が干してあるから汚さないでねー





お米を研ぐようにキュッキュと洗う



砂利という感じの5番と、いかにも「砂」な1番を購入


砂団子作って遊んでんの

砂利の中にはゴミが入っていることもあるし、汚れで水槽の水がにごってしまうので、お米を研ぐようによく洗う必要がある。
今回は少なめにしたけれど、そうは言っても60cm水槽に敷く砂だ。3リットルの袋を2つ購入したので、1袋を2回に分けて、バケツに入れて洗う。
水が綺麗になるまで5回ぐらいはすすがないといけないので、結構手間がかかった。
優奈が遊びながらやってくれたおかげで助かったよ。





左側がNo.5、右がNo.1の砂





だんだん綺麗になってきたよ
砂まで流さないでね



小さい貝殻見つけたよ!




砂利を敷く 底床の準備です

洗い終えた砂利を敷いていきます。
このとき、ガラスを傷つけないように丁寧にすることが大切。
ちょっとした傷でも、水圧で傷が広がって、破裂して大惨事・・・なんてこともありうるそうだ。
おおむね2〜3cmの厚さにするのが普通だけど、奥のほうをだんだんと高くしていくと、レイアウト上奥行きが出るらしい。
今回は初めてなので、そこまではこだわらず。
というか、砂が足りない・・・
水切りのついた砂利用スコップ(¥310)で丁寧に敷いていく。




そーっと丁寧にね






保温器具などの設置 本物の流木じゃないけど、趣があるでしょ?

熱帯魚は、その名のとおり熱帯地方のサカナなので、冷たい水は苦手。
そのため、サーモスタット&ヒーターが必要になる。
今回は、エヴァリスのサーモスタット一体型ヒーター。ヒーター部分は熱いので、サカナが触ってヤケドしないように、ヒーターカバーつき。
サカナなどの隠れ家として流木を入れる。と言っても、本物は高いしアクも出る。なので、陶器製の流木を設置。
エアレーションもセット。エアポンプは「水心SSPP−3S」と「いぶき23φ×150mm」 の組み合わせ。
かなりパワーのあるエアーポンプなので、そのうち分岐して、金魚水槽にも分けてあげようかな。






エアレーション(空気のブクブク)もセット


エヴァリス オートヒーター ダイヤルブリッジ 150




水を入れる 水道水から安全な飼育水にスイッチ!

水道水には消毒のために塩素が入っているので、いわゆるカルキ抜きを入れて中和させてあげる必要がある。
安価なハイポで構わないのだろうけど、人気の品がセールになっていたので、通販で水槽などと一緒に購入。
これで水は簡単に作れるものの、満タンに水を入れると約60リットル。
10リットルバケツで6杯分なので、いっぺんに入れるのはタイヘンだ。
マニアの人はポリタンクを用意するらしいが、それはちょっと大袈裟なので、バケツで往復する決意を固めた。



これは明日つけるのねー?

とはいえ、ここまでの準備に思ったよりも時間がかかってしまった。
フィルターのセットは時間がかかりそうだったので、今日はあきらめることにした。
そんなわけで、今日の作業は、水槽に半分くらい水を入れたところで終了。
続きは明日
おやすみなさーい





2008年11月30日(土)
水草を植える 今日も水槽の準備でーす

水草は、見た目の癒し効果だけではなく、他の魚にいじめられたときの隠れ場所となるし、水を浄化する機能もある。
ところが、ひとくちに水草といってもたくさんの種類がある。
水草だけを育てる、もしくは、水草をメインに育てる「水草水槽」という概念もあるらしく、水草の養分のために魚を飼う(糞などが養分になる)、という人もいるらしい。
そのため、お店に行くといろんな種類の水草が売っているが、とりあえず家にあるものを植えておこう。
ということで、金魚水槽に植えてある「アマゾンチドメグサ」と「ウォーター・ウィステリア」を、ブチッ!と切って分家させることにした。










金魚たちも興味津々




丸い葉っぱの方がアマゾンチドメグサで、春菊のようなのが
ウォーター・ウィステリア





金魚水槽からの移植だけでは、60cm水槽には少しさびしいので、やはりある程度は購入することにして、近所のペットショップで買ってきた。
一束300円で3束買うと800円。
彩りのために赤い葉のものも加えて、だいぶ水槽らしくなってきた。

アマゾンチドメグサ
ロタラ・インディカ



濾過フィルターのセット これが濾過タンク。でかいの。

最後に濾過フィルターをセット。
フィルターは、上部式、底面式、外掛け式、外部式など、色々な方式があるが、もっとも濾過能力が高いのが外部式といわれる。
巨大なタンクの中に濾過フィルターなどを大量に入れ、そこに水を通すことによって濾過する方式で、濾過材が最も多くできるので、濾過能力が高いということなのだ。
外部式で有名なのはEHEIM(エーハイム)だが、お値段も高い。
手ごろな値段と国内メーカーの安心感から、テトラのEXパワーEuro75にした。
器材のセットが終わったら、ふたを乗せてその上に照明をセット。
照明器具もピンきりだけど、今回は中の上ぐらい。といっても、今回の器具の中で、単品で最も高い値段のするものでもある。
メーカーはGEXで、ちょっとこだわりのコンセプトのブランドとして作られたのがアキュートらしい。シルバーのデザインが格好良かったのと、十分な光量があるのでこれを選んだ。





AQUTE クリスタルインバーター600





ここまでで、とりあえず水槽の「立ち上げ」は終了。
あとは1週間ぐらい、濾過器を回し続け、エアレーションも十分に行って、生物濾過のためのバクテリアが育つのを待つ。
水が出来上がってから、熱帯魚を迎えるのだ。





2008年12月6日(土)
異変が・・・


水槽を立ち上げて2日ぐらい経った頃から、水草などに白いモヤモヤが付き始めた。
えー、もう藻が付いたの?
糸状のものや、薄いカーテンのようなものなど、あちこちについている。
あまりにもひどいものだけは、一度水槽から出して、薄めた食用酢に浸してからそぎ落としたけれど、あまり気にしないことにした。
水槽の水が落ち着くまでの辛抱だ。
それに、藻を除去するための生物兵器も投入予定だし。

そんなわけで、まだ十分に分解バクテリアができていないかも知れないけど、生体の投入を決行することにした。
生体も通販の時代なのです。さっそく注文。



2008年12月7日(日)
生体、到着! 発泡スチロールの厳重包装。中は使い捨てカイロで保温されてます。

このたび、いろいろと購入したのはこのお店
http://www.shopping-charm.jp/
注文した即日発送、翌日配達。という便利なネットのお店。
商品も豊富で安いし、今回の水槽等の器具購入も全てこのお店。
とは言っても、生き物の通販って、本当に大丈夫だろうか?
色々とクチコミを見ても、最初は不安だったけど全然問題なかった、というコメントが多いし、これで商売が成り立っているのだから大丈夫なのだろう。
ということで、今回注文したのはグッピーの中でも青系で綺麗な「バイオレット・モザイク・グッピー 1ペア」と、苔取り能力を期待しての「ミナミヌマエビ」(10匹)。





温度あわせと水あわせ 温度合わせ中

到着したグッピーたちを早く広い水槽に移してあげたいが、急激な環境変化はサカナの体にとって大きな負担を掛ける。
場合によっては死に至ることもあるらしい。
はやる気持ちを抑えて、まずは温度あわせ。
袋の中の水の温度を水槽の温度に合わせるため、袋のまま水槽に浮かべて30分ほど待つ。
そして次は水合わせ。
PHなどの水質も合わせる必要があるので、袋からガラスの容器に移して、そこに水槽の水を少しずつ加えて、水に慣らさせるのだ。
容器の水を少し捨てて、水槽の水を加えて・・・の作業を時間を掛けて繰り返し、水に慣らす。
そして、ようやく水槽に、そーっと移した。
エビは、サカナよりもPHの変化に過敏だそうなので、水あわせをさらに入念に行ってから水槽に投入。





今度は水合わせ。これが終わったら水槽へ引越し。
ヴァイオレット・モザイク・グッピー(上が♂、下が♀)




最初の住人の紹介

バイオレット・モザイク・グッピー
ブルー〜バイオレットの体色の美しい品種。
従来のブルーモザイクとは異なり、子供にレッドが誕生しない。
これは、元になったシンガポール産のアイボリーモザイクの形質によるもので、アイボリーモザイクの持つバイオレット遺伝子は不完全優性遺伝しないブルー系の遺伝子で、本来相性の良くないブルー系とモザイクの形質をうまくまとめることができたということだ。
グッピーは、多くの愛好家がブリードに取り組んでおり種類が多い。
その中で、色合いの綺麗さに惹かれて注文したこの種だが、期待通りの良い個体だった。
メスは体もオスに比べて大きいが、それにしてもいやにお腹が大きい
ひょっとして、お腹に二世がいる?




紫というより青っぽいけど、まだ若いからかな
地味な色合いのメス。お腹がパンパン。



ミナミヌマエビ
釣り餌などにも使われるが、水槽内では、コケと餌の残りを食べてくれることを期待して投入される。
ヤマトヌマエビの方が一回り大きいので、清掃効果は大きいといわれるが、汽水域でないと繁殖できないので、一代限りとなってしまう。
そこで、水槽内での繁殖が可能なミナミヌマエビとしたのだ。
繁殖可能と言っても、繁殖が容易というわけではない。
でも、ボーナスセールで10匹320円。
いやいや、安いからと言って命を粗末にしてはいけないのだ。

苔取り職人。ミナミヌマエビ


水槽完成。 グッピー2匹だけなのでひろびろ〜



グッピー 二世誕生

なんと、グッピーのペアが到着した日の翌日に、早くも赤ちゃんグッピーが産まれた。
会社に行っている間に産まれたのか、実は昨晩のうちに産まれていたのに気が付かなかったのか。
とにかく、気がついたらチビっこいのが、わらわらと漂っていたらしい。
このままでは親グッピーに食べられてしまうかもしれないので、ママさんが急いで救出し、20匹ほどの保護が完了。
そして、飼育ネット内で1週間が経った。
産まれてすぐだと3ミリぐらいの大きさだったけれども、今は7〜8ミリの大きさにまで成長した。
1cmを超えたら、水槽に放っても良いかな。


水草だけでも癒されるのです


僕自身としては、初めての本格的な熱帯魚飼育。

今のところ、稚魚たちも含め、元気にスクスクと育っているようです。

ところが最近、ママグッピーのお腹がまた大きくなってきたような・・・

ミリオンフィッシュと呼ばれるぐらい、繁殖力旺盛とは言うものの、

一気に大家族になりそうです・・・

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