2006年11月11日(土) 箕面公園

優奈が大阪に行ってから、パパが会いに行ったのはこれが2回目。
前回も雨が降ってたけど、今回も雨。前日まですごくいい天気が続いていたのになあ・・・

(写真はEOS20D+EF70-200mm F4 L、EF24-85 F3.5-4.5)


天気が悪くても気にしないもんっ



EOS 20D+EF70-200mm F4L USM  F4 1/400

       






優奈が大阪に行って丸2ヶ月。
その間、9月にはパパが会いに行き、10月には優奈が帰ってきた。
11月に入ってようやく休みを取ることができるようになったので、金曜日を休んで土日とつけて3連休にして大阪にやってきた。
前日までは快晴で、11月とは思えない暖かい日が続いていた。
パパが大阪に向かった金曜日もいい天気。なのに、この土曜日は雨。
しかも、夜中にはものすごいカミナリが鳴っていて、3時頃に目が覚めてしまった。
朝10時になって、小止みになったので、とりあえずは当初の目的どおり箕面の山に向かうことにした。







箕面公園は、大阪府北部の箕面市の山の中。
正確には「明治の森箕面国定公園」と言って、昭和42年に「明治百年」を記念して東京都の高尾山とともに国定公園に指定されたらしい。
箕面市北部の低山岳地帯(標高100〜600m)に位置し、昔から有名な紅葉と、落差33mの箕面大滝、その周辺の森林を合わせた963haの地域となっている。
それではさっそく、トンネルを通って滝に向かおう!




箕面の滝に向かうトンネルをくぐると、そこは雪国・・・・
には、時期がまだ早いが、綺麗な紅葉だった。
この辺は冬になると雪が積もることもあるぐらい、寒くなるところ。
だから、他の場所よりは紅葉になるのも早いようだ。
雨も小止みになったし、景色を眺めながら坂道を降りていこう



箕面の滝は、駐車場からかなり下ったところにある。
そこまで森の中の小道を通っていくことになるのだけど、この公園はサルが多いことでも有名であり、天気がよければかなり多くのサルが見られる。

おさるさんはつかえません






おサルさんいなくて、がっかりだよっ


優ちゃんも、お猿さんを見れるんだよね?と楽しみにしていたけれど、天気が悪いとサルも出不精になるらしい。
ここに向かう途中、道路わきのガードレールで1匹見ただけで、その後はぜんぜん姿を見せない。
お菓子を見せると襲われるからと、しっかりかばんにしまってきたのに、そんな心配も要らなかったようだ。
ここのゴミ箱は、サルに荒らされないようにしっかりした作りになっているが、今日はここにもお猿さんがいない。
いたらいたで、けっこう怖いんだぞー





箕面の滝




A


箕面の滝は、「日本の滝百選」に選定されいる落差33mの大滝。
その流れ落ちる滝の姿が、農具の「箕」に似ていることから、箕面滝と呼ばれるようになり、地名の由来もここから来ているそうだ。

これが「箕」です。似てる?


滝の名前が地域一帯の名前になるほどだから、昔からかなり有名な滝だったわけだ。初めて知った。
「この滝は四季折々に応じて美しく変化しますが、特に秋は燃えたつ紅葉に、
我を忘れるほどの見事さです。」
と観光案内にあるけど、今年は暖冬でもあり、まだちょっと時期が早かったようだ。
年内にもう一回来れるかな?
もっと綺麗な紅葉のときに来たいね。



この服はパパが選んだのだー





この箕面の滝も、他の有名な滝と同様に、滝の近くにはお店がたくさん出ていて、お土産や食べ物を売っている。
ただ、他の滝と違うところは、「もみじの天ぷら」なるものが売っているところだろう。
文字通り、赤いもみじを天ぷらにして揚げたもの。
まあ、はっきり言っておいしいものではない。
よくこんなもの売ってるよなあ。




優ちゃんはといえば、ソフトクリームを見つけて、さっそくおねだり。
チョコソフトって、どこでも食べれるじゃないか・・・
まあ、いいいけど。





ソフトクリームを食べ終わったら、車にもどろうね。
次は、箕面公園のちょっと先にある勝尾寺に向かうのだ。
雨が止んでいるうちに急がなくちゃ。










A

應頂山勝尾寺は、西国23番札所、法然上人第5番霊場。
起源は神亀4年(727年)「善仲(ぜんちゅう)」、「善算(ぜんさん)」という双子の兄弟が、この 聖山(せいざん)に草庵(そうあん)を構え修行したことに始まる。
天平神護元年(765年)光仁天皇の皇(桓武天皇の兄)開成皇子(かいじょうおうじ)が、この二師と遭遇し共に修行に励み、大般若心経600巻を写経した。
そして、時の朝廷・父・光仁帝の威光のもと、大伽藍が建立され、弥勒寺(みろくじ)と号されたのはこの頃である。
平安時代6代座主の、行巡上人(ぎょうじゅんしょうにん)は、清和天皇の玉躰安穏を祈って効験を示したことから、清和帝より直々に「我が権力よりも力あり」まさに
王に勝った寺(勝王寺)」と命名された。
しかし、寺は「王」を「尾」に差し控え、勝尾寺(かつおうじ)と号されるようになった。
寿永の乱に比類無き大講堂・大伽藍は焼き払われたが、文治4年、源頼朝の命によってこれらはほぼ再建された。(今の薬師堂は当時の建物)
清和帝の熱い信仰以来、源氏武将にとどまらず各国の将軍や武将達が「王に勝る寺」として戦勝参拝を重ね、成就御礼の際にはこぞって大荘園群を寄進した。
その事により勝尾寺は広大な寺領を長期に渡り保有する事となる。




説明が長かったので簡単に言うと、平安時代の初期、第6代座主行巡上人が時の清和帝の病気平癒を祈り、その効があったことから「王」に勝つ寺「勝王寺」と帝からその名を賜った。
「王に勝つ」ではあまりにも畏れ多いので、「勝尾寺」と号すようになった。
それ以来、勝運の寺として多くの方々の信仰を集め、特に源氏、足利氏ら各時代の将軍や覇者達が当山に勝運を祈り参拝を重ねてきた。
以来、人生全てに勝つ寺として勝運信仰の歴史を辿っている
ということで、せっかく大阪に来たのだから、「病に勝つ!」というお祈りの意味を込めて、この勝尾寺にやってきたのだ。

手を洗って清めました






3人分のお線香をあげるの
勝ちダルマ

境内は広く、階段も多い。
優ちゃんも、「疲れたー」と言いながらも階段を登っている。
そして、あちこちにお賽銭を入れて、お線香あげて、お祈りをしていく。
「ママ、早く良くなってね。優奈も頑張るからね。」
勝尾寺のシンボルのダルマのように、七転び八起きの精神で、病気に打ち勝つのだ!





天気はよくならないけど、雨が降らないうちに山頂にくることができた。
一通りお参りを済ませたし、お守りも買った。
傘もないことだし、雨が降ってこないうちに、そろそろ帰ろう。
お昼ごはんはどうしようかな?
しばらく食べていないだろうから、ラーメン食べに行こうか。



おばあちゃんが持たせてくれた、おやつのみかんを食べて、ちょっと休憩。
帰りは下りだから楽だけど、滑って転ばないように気をつけなきゃね。
駐車場までちょっと遠いけど、がんばって歩こう!


無事に駐車場まで、雨が降ることなくたどり着くことができた。
そこからラーメン屋さんに直行したけど、さすがに優ちゃんは疲れていたようで、
ぐっすり寝てました。
そして約30分後、ラーメン屋さんについたら・・・
まさにバケツをひっくり返したような大雨が降ってきた。
いやあ、アブナイ、アブナイ。お参りがあと少し遅かったらずぶ濡れだ。
これも勝尾寺のご加護かな?


どうか、今日のお祈りの効がありますように・・・






Copyright © 2006 H.Kawada All Rights Reserved