初春 【しょ - しゅん、はつ - はる】

春のはじめ頃。早春。
陰暦正月の異名。孟春
長く厳しい冬も終わり、梅の花がほころび始めると、まだ寒くても春が来たなぁと感じるものです。
無機質で、彩りも少ない冬に比べ、ピンクや赤の花があちこちに見えてくると、カメラを持って出かけたくなってきます。でも、やっぱり寒いけど。

仲春 【ちゅう-しゅん】

春三か月の中の月。
陰暦二月の異名。仲陽。


日本人にとって、「花」と言えば桜。春と言えば桜。受験に受かればサクラが咲き、戦時中には同期の桜。
入社式、入学式、新入生優待練。どのシーンにも桜の花があったでしょう。何事も始まりの時期には桜が似合います。
とは言っても、札幌出身の僕には、4月に桜が咲いている記憶はほとんどありません。
全て、大人になってからの話です。

晩春 【ばん-しゅん】

(1)春の終わり頃。暮春。
(2)陰暦三月の異名。
春は短いのです。桜が咲いてから散るまでに1週間あるかどうか。
週末にしか撮影に行けない身としては、週末に満開を迎え、かつ、晴天に恵まれる確率はかなり低くなってしまうのです。
しかしながら、日本は南北に細長く、また、山も多い地形です。東京で散っていても、まだ咲いている場所があります。
山の遅い春は、日本人の原風景じゃないでしょうか。
足を伸ばして、春の名残を探索に行きたくなります。


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